0075山城歩きにお勧めしたい Fitbit

使い始めて２年になるが、Fitbitを愛用している。
要はワイヤレスの小型万歩計で、管理をネットでする。

もともと記録好きで、万歩計はよく利用していた。使ったり使わなかったり、時代でいろいろなのだが、スマホに切り替える直前のガラケーには、万歩計がついていて、ずいぶんチェックしていた。ケイタイを常に持ち歩くということがなかなかできなかったが、この万歩計機能のお蔭でいつもケイタイを携帯するようになったと言ってもいいくらいだ。

スマホに切替えたら、万歩計機能がなくなって、その面では退化してしまった。記録癖の良し悪しも感じたりしていたので、なければそれもいいか、と思って暫く放置していた。しかし、何だか歩数が気になって仕方ない。そんな時、この Fitbitを知った。

Fitbitウルトラ


同型のものはなくなったと聞いたが Amazon をみたら載っていた。ただし価格が22,000円からという。僕自身は２年前、9,660円で購入した。

しかし１万円近いこの価格に充分驚いた。なにも万歩計如きにそこまで出費しなくてもいいじゃないか、というのが偽らない心境である。

『万歩計としてお使いいただけます。階段もカウントでき、消費カロリーも計算します。 睡眠のクオリティを計測します。 FitbitはワイアレスでデータをPCにアップロードして、オンラインで管理できます。携帯電話のアプリでもデータを閲覧いただけます。 オンラインで、コミュニティーに参加し友人などと一緒に楽しむこともできます｡ 』

当時とて同じような商品紹介だっただろうと思う。

ちょっとした万歩計でも、消費カロリーくらい計算してくれるだろう。ワイヤレスでデータをPCにアップロードしなくても、数日間データを残しておいてくれたら、自分でエクセル表にデータを転記したっていいじゃないか。オンラインでなくたっていいし、携帯でデータを閲覧する必要もないし、コミュニティに参加したいとも思わん。

スタイリッシュさだけで、この出費は高い、高すぎる。

しかし、目が釘付けになってしまった機能があった。階段を登った階数をカウントするというのである。むむむ、これはどういうことだ！？

こんなところにひっかかる人はいないらしく、コメントもない。
都会で生活する人が、歩けないならせめてエレベーターを階段で登ろう、頑張って階段を登った分がカウントできて、励みになるような、そんな機能というイメージだろうか。

今説明を見るとこうある。
『階数がカウントされる Fitbit デバイスでは、高度計を使って、登った階数が計算されます。 高度計は、気圧に基づいて高度を計算するセンサーです。高度が上がると気圧が下がるため、Fitbit デバイスでは、気圧の減少に基づいて高度の上昇が計算されます。 動作の継続と約 3 メートルの高度上昇が検知されると、1 階として記録されます。3 メートルは、居住用および商業用建築物の階と階の平均間隔です｡』

更に追記して。
『長い階段を登った場合、その建物の 1 階の高さが 3 メートルを超えているため、Fitbit デバイスの階数が実際に登った階数と一致しないことがあります。たとえば、1 階の高さが 4 メートルの建物を 4 階上がった場合（合計 16 メートル）、Fitbit デバイスでは 1 階の高さを約 3 メートルとして計算されるため、5 階上がったものとして記録されることがあります｡』

これで、ピカッと来てしまうのは、城バカなのだろう。

つまりは、比高120ｍの山城を登ったら、40階分をカウントしてくれるということ！？　曲輪を行ったり来たり、竪堀を登ったり降りたり、そんな山城探索をすると、実質的にどのくらい登ったかをカウントしてくれるということ！？

なんだかそれが試してみたくなって、たまらなくなって、買ってしまった。



すっかり価格のことは忘れていたが、使い勝手はいい。いい贅沢をした。

気になっていた階段カウントは、充分楽しめる。

さっそく比高60ｍという山城をチェックしながら登ってみたがほぼ正確にカウントしてくれた。大抵はうろうろして登るので、やや少な目のカウントになるような気がする。だから、Fitbitのカウントから比高を推し測るのは無理があるだろうが、どのくらい山城を頑張ったのかがカウントできるようで、愉しい。

当初のひらめき通りだった。

　　

タグ：万歩計 fitbit 高度計 ウルトラ データ 比高 山城