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0274大洞城(愛知県) [城印象記]

愛知県豊田市東渡合町の大洞城を紹介します。



こちらも標高290m、比高150mという高いところにある山城です。ふたつの頂に渡って築かれている山城で、国土地理院の地図を見ると、東渡合町の団地から林道が延びているのを発見。この道を頼りに登ってみました。(手マークのところが主郭です。)

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団地内は不用意に車を停めると迷惑になるので少し離れたところに置きました。林道の入り口はこんな感じです。

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曲がりくねりながら道なりに登っていきます。少し距離がありますが、やがて山の中へ。地図ロイド(スマホアプリ)で確認するとこの地点です。

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山頂に距離的に近づいた地点で、ここで谷を渡り川を越えます。川を越えるといっても飛び越えれる程度の幅なのですが、しかし、この地点は地続きになっています。川はもぐりこんでいます。

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見上げるすごい斜面ですが、ここを直登して尾根筋に出ます。

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尾根筋の平らなところに上がります。着いたかと思いましたが、まだまだ先です。比高150mはそんなに甘くないですよ。

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道は特にありません。進む先に少し薮っているところもあります。とにかく高いところを目指して登りました。

ここも巨石が目立ちます。城の攻防では、何らかの形で利用されたかも知れないですね。

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主郭付近は、かなりの急坂でした。天然の要害でしょう。

曲輪に到着しました。

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あまり人工的な削平地という感じがしません。

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しかし、もうひとつの峰に向かう下った付近は、堀切と曲輪らしく見えました。大洞城で一番遺構らしく感じたところです。

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もうひとつの峰の間の尾根では、土橋らしい雰囲気のところもあります。しかし、深読みしすぎでしょうか。

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もうひとつの峰に到着します。ここの方がやや広く、続いて突端に出ている曲輪も見られるので、主郭なんでしょうね。

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突端に出る曲輪。しかし、眺望は望めません。

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全体的に遺構らしさははっきりしません。といって、ただの頂かと思うと、作為的に曲輪を展開し山城として利用したんではないかという雰囲気がしっかり感じられました。

最初の曲輪の巨石の先から、御蔵小学校が見えました。木々がなければ、眺望は効くのでしょう。そこに戦略的な価値もあるのでしょう。

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石飛城との位置関係、月原本城山城との位置関係。

色々と思いを巡らすと楽しいですね。周囲の城もそうですが、歴史的には不明な点ばかりです。ただ城主に原牛之助の名が伝わっているそうです。

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歩き終えてしまえば、特に危険な箇所もなく登城できました。しかし、基本的には山深いところでもあり、道や案内はありません。下山の時などは方向を間違えないように注意が必要です。

準備はしっかり整えて山に入って下さい。山のふもとには害獣駆除の檻も置かれていました。

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