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0316比叡山延暦寺2(西塔編)

比叡山延暦寺も東塔地区を見て、昼もいただき、もうこれでいいかとけっこう満足しました。実際東塔地区だけの参拝の人も多そうです。しかし、せっかくなのでと西塔地区や横川地区にも頑張って足を運びました。

西谷検札所を越えて西塔の駐車場へ。距離はわずかです。



東塔第1駐車場は昼でそこそこ車が停まっていましたが、西塔駐車場はまたがらんとした駐車場でした。

こちらの方が標高が高いのか雪が目立ちます。人が少なく、雪が多い分、修行の地としての比叡山が思われます。

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法華堂と常行堂という同じ形の堂が並んでいます。それを渡り廊下でつないだ建物を総称してにない堂と呼んでいます。重文になります。法華と念仏が一体であるという教えを表わしているそうです。

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この渡り廊下をくぐると下りの階段。その先に見えるのが西塔の中心的な存在である釈迦堂です。

東塔の根本中堂もそうでしたが、階段を下りて本堂に向かうというのは珍しいかたちですね。山を登って、階段を上ってお参りをするお寺の方が圧倒的に多いはずなのに、古いお寺というものは、こういう配置をとるのでしょうか。

山にこもって修行する。ひっそりとした山奥にある堂宇。そんな比叡の寺々なのでしょう。

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雪が凍り付いて、ちょっと降りるのが怖い階段でした。

これだから、こんな時期には比叡山には人がこないのでしょうね。でも、その分、本物の比叡山延暦寺を垣間見た気がします。

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釈迦堂です。1347(貞和3)年頃に建てられ移築されたもので、比叡山では最古の建築になるそうです。正面がすべて戸口になっています。

間近かでみると迫力があります。これも重文になります。

隣の小山にあったのは鐘楼です。

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あといろいろな堂宇があるのですが、忘れてはならないのは、こちらの椿堂でしょう。聖徳太子が比叡山に登られた時に使われた椿の杖をこの地にさして置かれたところ、その椿が芽を出して大きく育ったという因縁にちなみお堂が営まれたそうです。

最澄伝教大師と時代が合わない、いや最澄以前から比叡山はそういう霊験あらたかな場所だったということでしょうか。

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少し離れた位置にある浄土院にもお参りしてきました。

西塔と東塔の間くらいに位置します。

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あれまだか、道に迷ったかと不安になるくらい先でした。ここも、少し坂を下った先になります。

雪の中、ひっそりとたたずんでいます。

最澄伝教大師の御廟所になります。比叡山中で最も清澄な聖域である浄土院。

ひとりで来れてよかったです。

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