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0387間に合わないかもしれない渋滞の思い出

高速道路はよく利用する。しかし、朝早かったり夜遅かったりで、その割には渋滞は回避している方だと思う。それでも、渋滞にはまって辛い思いも何度もしている。一旦はまってしまえば、致し方ない。ただ耐えるだけだ。

まさかと思いつつ、甘く見ていたため、トイレが近くなって困窮したことも何度かある。

渋滞にはまったため予定が滅茶滅茶になったこともある。

帰りがとんでもない時間になったこともあった。22時帰を見込んでいたら、明け方の4時くらいに戻れて、すぐ出勤した、なんてこともあったなぁ。

それでも、一番えらかったのは、あの時だ。

北海道へ渡ろうとして、フェリーの切符を買った。以前何も知らなくて予約なしで行ったら、すごい順番待ちで往生した。それを踏まえて、必死になって予約して買った切符だった。まだネット予約どころか、パソコンも携帯もない80年代の話である。

青森まで1,000km。それまでには走ったこともない距離だったが、それでも半日12時間も走れば何とかなると予想して、自宅を早朝出発した。

上手くいけば青森でどこかひとつくらいは見学できるか、波止場で夕陽が眺めれるか、居酒屋で酒が飲めるか、そんな希望を持ちながら走った。

フェリーの便は翌朝8時くらいだったと思う。

首都高で渋滞するのは織り込み済みで、そんなにかっとばせなかったが、まずまずの進み具合だった。青森で夕ご飯くらいはゆっくり食べれる時間に着くと思っていた。

それが福島を越えるくらいから怪しくなってきた。気分転換にSAでトイレをすまし、給油したあと数kmのことだったと思う。渋滞にはまってしまった。

最初は、あー仕方ないなぁと思っていたが、どうもとんでもない渋滞のようだ。時間ばかりがどんどん過ぎていく。

いつしか、夜半をまわった。

さすがに焦った。たまたま、給油してトイレを済ませたのはラッキーだった。

ついに我慢ができなくてトイレを路肩ですませたが、そんな人がいっぱいいて、
驚いた。エンジンも無駄には動かせない。エアコンを入れたままだとそのままガス欠になってしまうかもしれない。

情報がわからない。何があったんだろう。まだナビもない時だ。

SAに入ろうとした車の長い列で、そこでガス欠してしまったと思われる車もいて混乱していた。本線上でも、止まってしまった車がいる。

青ざめるほどの恐怖を感じた。

大事故があったわけではないようだ。3時くらい少しづつ車が動き出したと思ったら、もう渋滞はなくなっていた。

福島と宮城の間にかけてのことだった。

岩手に入ったころには、空が明るくなり、車は全くいなくなった。眠くてたまらなかったが、まさかと思ったフェリーの時刻に間に合わないかもしれない。そう思い必死で走った。かなりのスピードを出した。

フェリー出発の1時間を切っていたと思う。心臓がドキドキして、受付してもらう時に手が震えていた。緊張の余りのこと。

結局1,000km24時間耐久レースになっちゃったなぁと笑いながらにつぶやいた。

フェリーでの4時間は記憶が飛んでしまうほど、ぐっすり寝落ちた。

あの渋滞は辛かったなぁと今でも最初に思い出す。

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