0413城にシーズンオフはあるのか

暑くなってきた。５月というのに連日30℃を超す暑さ。

お城趣味の仲間では、土の城、中世山城が好きな人が多く、草生して遺構が満足に見れない春から秋まで、シーズンオフと称されている。ある程度免疫があるというものの、やっぱり蜘蛛の巣やハエや蚊などの虫にたかられるのは嫌なものだ。

しかし、私は夏こそ、開放的な気分になって外に出ていきたいと思ってしまう。確かに草生した山城は厳しいものがあって、そちらは避けたいところではあるが、元来、建物派、スタンプラリー派な私は、夏だって、というか、夏こそ行きたい城もいっぱいある。

仕事に就いてから、城めぐりを始めた。ラッキーなことに夏のお盆休みは当時からあって、この１週間ほどの休みに旅行しはじめたのが、はじまりかもしれない。そんな遠征の核になったのが城めぐりだった。

だから、夏こそ城なのである。

全国をとりあえず回り終えて、さてまたとこだわってみる地元の城も面白いし、近世城郭だけでなく中世城郭も面白い。どんなふうでも、城って追求していくと面白いものだなぁと思っている。

そして、一方では、ネットなどを通して、常に城のエキサイティングな情報に刺激を受けているからでもあろう。素晴らしい人、すごい人って世間にはいるもので、自分が気にしているからか、そんな情報ばかりに驚かされている毎日だ。

そこで、それ何、もっともっと知りたい、行きたい、見てみたいとなってしまう。だから、休業中なんて言っている余裕はないなぁと思ってしまう。

山城にしたって、昨年７月に信州の山城を攻めたが、標高の高い城だと、下草も気にならない、藪ってない城も多い。虫も少ない。木々の緑が鮮やかで、そんな中で汗をかいての訪城もいいものだなと思った。

最近の夏にはまっている、18切符読書旅＋近世城郭めぐりもいいものだ。ただこちらは、ちょうどいい条件にはまるケースが残り少なくなってきた感じはあるが。

陣屋や台場なども、行ってみたいところは多いし、移築門めぐりをしてみたいところも多い。それらを回るのに、日の長い夏場は有利だなと思ってしまう。特に遠征しやすい。

とにかく地図を見て、ドライブするのが好きなのだ。

遠くに行きたい！

そこに城がくっついている、というのが正確なところなのかな。これから、本格的になってくる夏を楽しみたいと思っている。

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