0536神奈川御殿(神奈川県)

神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町の神奈川御殿を紹介します。



遺構も痕跡もありません。碑も案内板もありません。

それでも、こんな跡地をコツコツとめぐっていくのが好きなんですが、それって本当かと人から突っ込まれるとたじろいでしまいます。あくまで推定地であり、そういわれているところを訪ねているに過ぎず、学術的にはわかりません。

「発見!ニッポン城めぐり」というスマホゲームを楽しんでいます。いつか登録された3000城をクリアしたいものですが(それまでゲームが続いてくれるでしょうか)、ゲームだけでなく、リアルにも3000城の訪城をしたいな、と思っています。

今回は、その中の神奈川御殿を訪れました。

ゲームでは、東神奈川車掌区あたりにポイントされています。が、そのエリア内には立ち入れません。何かいいものはないかと探したら、近くのごみ集積所に「御殿町」の名前が見られました。



横浜市のサイトには昭和51年に神奈川本町という新しい町名に変わってしまったとあるので、貴重な痕跡かもしれません。

その横浜市のサイトにはには「神奈川地区センター前を京急の線路方向へ歩いて、あるいは線路上あたり一帯だったと、遺された文書からうかがわれる」とよくわからないと断りを入れながらも紹介していました。



線路伝いに行くと、京急の仲木戸駅です。往時を偲ぶ駅名ですね。



少し南には成佛寺というお寺があります。新しくなっていて昔の面影は感じられませんでしたが、将軍の神奈川御殿が出来るということで、この地に移動したというお寺です。

江戸時代末期の開港当初、外国宣教師宿舎になったところでもあります。ここにヘボン式ローマ字で知られるヘボンや聖書や賛美歌の邦訳で知られるブラウンが住んでいました。

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