SSブログ

0577道後温泉本館 [湯めぐり]

以前松山に来た時は道後温泉には寄らなかった。どうしても松山城などの見学に時間がとられてしまい、温泉なんて、それどころじゃないという心境だった。

しかし、湯築城まで来ながら、道後温泉本館を一瞥もしなかったことは、さすがに後々後悔した。漱石の坊っちゃんだって知らないわけじゃない。なのに、残念なことをした。やっぱり伊予松山は遠い。

今回は是非と思って立ち寄った。

0577-01.jpg

歴史ある重層な風格ある建物で、城郭とはまた違うが、なかなか味がある。建物好きには、応えられない、と思う。

道後湯之町の初代町長伊佐庭如矢が無理を押し通して建てたそうである。信念を貫き、自分は無給で、破格の予算を注込む。棟梁は城大工の坂本又八郎。目の前の木造三層楼を眺め、明治人の気概をかみしめた。

0577-02.jpg

ちょうどアートフェスティバル「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」が開催中で北側の戸板などがキレイになっていた。

ライトアップが素晴らしいそうである。昨夜は見に来れば良かったかもしれないが、まぁ仕方あるまい。

0577-03.jpg

建物を眺めるだけで充分な気もした。結局、時間はあまりない。温泉でくつろぐ余裕はない。

神の湯と霊の湯があって、サービスもいろいろ分かれるようだ。本来なら迷うところだが、迷わず一番安価な神の湯階下410円を選択。同じ道後温泉の湯に違いなかろう。

入浴券を買うところから混んでいて、中も人でいっぱいだった。ちょっと前の銭湯のような風景で、ちょっと懐かしくも感じた。子どもの頃、近くの銭湯へ行ったりしたことが思い出される。

東浴室と西浴室があって、ぶらぶらしながら両方に浸かってきた。混んではいたが、湯に浸かれないほどじゃない。いい湯だった。

更衣室を出た廊下のところに「坊っちゃん 泳ぐべからず」の木札があった。これを見て、にんまり。
漱石と道後の湯と松山は充分楽しめた。

0577-04.jpg


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。