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0674小牧山城発掘現地説明会(第8次)

昨年に引き続き、今年も見てきました。

2/13土11:00-12-00小牧山で行われました。当日は雨が心配される天候。小雨がパラつくこともありましたが、何とか持ってくれました。

会場は大賑わいです。紙の資料をいただきましたが、その右肩に整理番号が振ってあって、その順に発掘された現場を見学できます。最後に残った資料を見たら「503」でしたから、500人程が来られたようです。



今回掘られたのが、歴史館前の部分と、歴史館東の下る道近くの斜面で、いずれも城があった当時、主郭へと通う道があったとされる場所です。

同時に二か所の発掘で、使用された石材の規模などにより、歴史館前の部分が大手道、歴史館東の下る道近くの斜面に搦め手道と判ったそうです。

では、その大手道の方から。

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石垣による通路動線が見られ、平入り虎口の様相ですが、石に囲まれた桝形っぽさも感じられる形です。

搦め手道です。

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大手道と同じような設計で、同時期に作られたことがわかりました。大手道と同じく途中が石の階段なのか坂であったのかは特定できないそうです。

途中に、門の礎石が見つかりました。

建物の礎石と思われるものはこれが初めてだそうで、山頂一帯に、やはり何らかの建物があったことが想像されます。

けど、礎石もひとつだけのようで、なかなか厳しそうな発掘も想像されます。何しろ、小牧山城の発掘ではまだ瓦は出てきたことがないそうです。

ワクワクするような発見となかなか厳しい現状を感じました。

ふもとでは、発掘を担当されている小野さんが丁寧に質問に答えられていました。楽しそうに語られてる姿は、羨ましくもあり、またその熱意が多くの実績と人を動かす原動力になっているのだなぁと思いました。頭が下がります。

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それにしても、この歴史館が恨めしいですね。多分、この建設で遺構がかなり傷つけられたことでしょうし (今回の発掘でも大手道はかなり影響を受けていると思いました。)、また一番の中心を掘ることができないのですからね。仕方ないことかもしれませんが。

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