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0733根尾谷淡墨桜 [桜]

岐阜県本巣市根尾の淡墨桜を見てきました。



もう何度かの訪問になります。大垣方面から、国道157号線に入っての北上で随分渋滞に泣かされました。最近は関方面から国道418号線で向かいます。途中すれ違いが困難なくらい狭いところもあり走り抜けるには大変ですが、比較的空いています。

しかし、今回は空いていました。合流して川を渡り駐車場へ一方通行で回していましたが、ほとんど渋滞なく到着しました。4月9日10時頃です。

満開6日目が過ぎ、散り初めに転じた日でした。

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でも、穏やかな暖かい日で、淡墨桜は満開で最高でした。

しかし、こんなにも花付きがよかったかなと驚きましたが、どうもこの角度が一番かっこよく見えるようです。というのも、後の斜面に淡墨の2世桜が植わっており、それがアシストするように重なって見えるのです。

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こんなふうにずらすと、少し細い、けど高い2世桜があるのが、わかります。

でも、そんなことには関係なく、淡墨桜は大王様の如く、風格がありますよね。

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背後に回り込むと、その枝っぷりが楽しめます。たくさんの木で支えているのが、ちょっと痛々しくも感じますが、手入れされ、元気な樹勢を感じました。

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エドヒガンザクラである淡墨桜です。花は小さめです。

散り際は白くなって、墨染めのようだということで淡墨桜と言われるのですが、いかがでしょうか。

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風はほとんどなかったのですが、2世桜の方は、もう散り始めていたようで、白い花びらが時折舞い始めていました。

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私が初めて淡墨桜を訪れたのは80年代だったと思います。小林秀雄に影響されて、是非この淡墨桜と吉野の桜は見なくてはと思ったものです。

小林秀雄に話を聞かされて、淡墨桜の窮状を知り、それを世に訴えたのは宇野千代でした。宇野千代さんのおかげで、今があります。

そのことを記した碑があります。

私は、この碑には万感の思いが込み上がってくるのですが、誰も見る人はいないようでした。

ま、桜が元気で、きれいで、みんなが楽しめれば、それでいいことなのでしょうが。

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ちょっと今回は人が少ないようにも感じられましたが、それでも大きな空間を燦然と占める姿は、大王様のようだと思いました。

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屋台も多く出て賑わっていました。私はイワナの塩焼きを食べました。

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こんな洗練された今風の屋台も出ていました。こんな山里でも時代は変わっていくものですね。

けど淡墨桜は、いつまでも変わらず春には咲き誇ってもらいたいものです。

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