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0915興福寺五重塔(国宝) [和塔]

奈良興福寺に行ってきました。こちらを是非と思ったためです。

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小学校の修学旅行以来、何度目かになるのですが、和塔に関心を持ち始めて初めてになります。もちろん内部公開も初めて。楽しみでした。

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国宝 興福寺五重塔

室町時代 高さ50.1m

天平2年(730)に光明皇后が創建。現在の塔は応仁33年(1426)に再建。
初層の須弥壇に
薬師三尊像(東)
釈迦三尊像(南)
阿弥陀三尊像(西)
弥勒三尊像(北)
を安置(いずれも室町時代作)。

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改めて見る、間近で見る五重塔は大きく感じました。日本では東寺五重塔に次ぎ2番目に高いものになります。

拝観券を購入して列につきます。私は平日に訪れたので、さほど混んではいませんでした。

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拝観料を払って、特別公開で中に入るのだから、しっかり写真撮るぞと意気込んでいましたけど、残念ながら中は撮影禁止でした。言われてみれば当然のことかもしれませんが、がっかりです。

たまたま報道関係の方がおられ、取材で写真を撮られていました。腕章を付けられていましたが、けっこう普通な感じです。それを見られて勘違いしたのか、その隣で写真を撮っている年配の方もおられました。

撮りたい、けどそれは規則違反だろ、しかし、なぜ撮ってはいけないのだろ、あの記者と自分はどれだけ違うというのか、そんな不合理を感じて、気分が悪かったです。

雰囲気を撮りたいのか、仏像を撮りたいのか。仏像ならば、皆の拝観前に済ませて欲しいと思います。

まあ、気にしても仕方ありません。気を取り直して、じっくり4面それぞれの仏像を見てきました。その価値までは正直言って余りよくわかりませんが、味わいのある優しいお顔だなと思いました。いい観賞ができたと思ってます。

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初層です。

柱は丸木なんですね。その円柱を挟むように横材が入っています。長押というのだそうです。

連子窓も味があります。

私がこの頃はまっているのは、軒下のこの部分です。

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尾垂木が大きく外に出て、木鼻が太く反っています。

柱の上にあるのは大斗で、その上の横木は肘木といいます。このセットが手先で、二段三段を二手先三手先と称し、格調の高さを表しています。さすが興福寺五重塔で三手先組物となっています。

塔の高さ大きさも、こんなところから始まるのかもしれません。

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端正な佇まいがいいですね。去り難く、再び戻ってきたら青空で、いい感じでした。

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またこの後、奈良町への散策へと出たのですが、街から見える五重塔は古都奈良らしくで、いい雰囲気に思えました。

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