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0946西明寺三重塔(重文) [和塔]

栃木県芳賀郡益子町にある西明寺を訪ねた。ここには、室町時代の和塔がある。

山道を行くが、駐車場もしっかりあるので心配はない。



お寺へは石段を登る。

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石段を登り切った左手に三重塔はある。

斜面は石垣が組まれ、段曲輪のようになっていた。その一番上だ。

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楼門の左手前になる。

ちなみに三重塔も国の重要文化財だが、この楼門も明応元年(1492年)建立の国の重要文化財になる。

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軒先をかすめて見る三重塔は美しい。屋根が大きく、初層などはかなり反っている。屋根は銅板葺だ。三層は三段、一二層は二段になっている。これは珍しい。

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案内板が「環境省・栃木県」になっていた。このパターンも珍しいね。

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西明寺三重塔

天文7年(1538年)に西明寺城主益子家宗が建立したものと伝えられています。和様、折衷、唐様の三様式の、三間三層造りです。頂部の水煙は独特の形をしており、関東甲信越四大古塔のひとつとして有名です。

環境省・栃木県

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この説明にある「関東甲信越四大古塔」が気になって調べてみたが、わからなかった。

相輪の水煙が独特の形をしているというので、カメラに収めてみた。私の肉眼ではきっちり確認できなかったが、なるほど、こうしてみると美しいものだ。

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これは真裏からの初層の部分。

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斜めから見るのも絵になる。

丸木の柱に長押が横から入る。三手先組物の精巧さから垂木が迫ってくる。

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二層目といい、三層目といい、美しい。

あれれ、三層目の中央に見えるのはスズメバチの巣だろうか。

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軒下の木組もよければ、屋根の重なりも美しい。

西明寺は天平9年(737)行基の草創と伝わる由緒ある古刹であるが、私としてはこの三重塔で充分満足させていただいた。

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