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1010明王院五重塔(国宝) [和塔]

福山市にある明王院を訪れた。ここには国宝に指定された五重塔がある。

場所はこちら。2号線を折れ芦田川沿いに南下した近く。中心部からもさほど遠くはないところだ。



山のふもとという位置で、石段を登った先に本堂と横並びであった。

1010-01.jpg

案内板から五重塔に関する部部を抜書きする。

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国宝 明王院五重塔

国宝指定 昭和28年3月31日
創  建 南北朝時代の貞和4年(1348年)
     相輪伏鉢の陰刻銘に「貞和4年戌子十二月十八日」に「沙門頼秀」が
     「一文勧進の小資を積」んで建立したとある。
様  式 和様の形態をよく残した、南北朝時代を代表する建物。
外部構造 東面にして建つ桁行3間、梁間3間、本瓦葺、総円柱の五重の塔婆。
     総高29.14m。各種とも、四面中央に両開き板扉、その両脇に連子窓を
     もうけ、擬宝珠高欄付きの四方縁が巡る。隅木下端には風鐸が付く。
     相輪はすべて青銅製で、九輪と水煙の四方に風鐸が懸かる。
内部形式 心柱は八角作り三本継で、初重天井の大梁上から延びる。各種とも組入
     天井に拭板敷の床で、初重内部は極彩色壁画と装飾模様で彩られる。
     来迎柱間に廻縁付き来迎板壁を設け、その前に和様の漆塗り仏壇を設置
     する。
本  尊 木造弥勒菩薩坐像で南北朝時代の作。室町時代末期作の木造不動明王坐
     像・木造愛染明王坐像の両脇侍とともに、平成5年12月24日、福山市重
     要文化財指定。
解体修理 本堂に先立ち、昭和34年から37年までの3年間をかけて行われた。建て
     替えの痕跡はなく、創建時の形態に復元されている。

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国内に9つある国宝五重塔のひとつである。

解体修理されているせいか新しくみえる。南北朝時代の建物には思われない。

1010-02.jpg

1010-03.jpg

1010-04.jpg

どういう具合に収めたら、一番きれいに見えるのか。答えが見つからない。

朱の絢爛さが心に残った。これだけで、備の國の豊かさを感じた。

1010-05.jpg


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