1033三津城新城(静岡県) [城印象記]
三津城、三津城北砦、三津城出城と紹介しました。更に北に進んだところに三津城新城があります。三津城新城を今日は紹介します。
「+」のところが三津城新城になります。
出城から尾根を緩やかに下り、そして登ります。ハイキング道があるので歩きやすいですが、城遺構としてはどうなの、とも思ってしまいます。一大巨城ではなく、ところどころに砦が顕在して、そのネットワークで守り固めているということなのでしょう。
このあたりか、と思うピークを登りつめると、切岸で囲われた削平地が現れます。
櫓台と呼ぶべき土壇です。
通り過ぎて、下の段から見たところです。確かに人工的な土壇になっているのがわかります。
その下の段というのが主郭になります。削平された割と広い曲輪です。4つの城郭施設のなかで最も広い曲輪です。薮ってはないですが、木々があって見通しが効かないのが残念です。
土塁ははっきり確認できません。土塁がないと城郭遺構らしさに欠けますか。
縁まで来て確認すると、周囲は帯曲輪が巻いていました。
下に下がって見ると段状になっているのがよくわかります。
特に櫓台の反対方向のあたりは複雑に曲輪が重ねられているように見えました。なかなかのもので、こうしてみると新城が一番発達した形態を持っているようです。
切岸に石が点在していました。具体的な石垣あるいは石積みは見られませんでしたが、何かしら、そんな防御も意図したのでしょうか。
全体に遺構も風化してしまっているのか、はっきりしてはおらず、見て楽しめるほどの城郭遺構ではありませんが、こうして、見つけながら探索するというのも、また楽しいものです。
陽が傾きます。もう少し時間があればと思いながら、日没までには山を下りたいので、急がないといけません。
富士山や内浦湾や淡島が、ここ新城でもよく見えます。
良い城日和でした。ありがとうございます。
にほんブログ村
人気ブログランキング
「+」のところが三津城新城になります。
出城から尾根を緩やかに下り、そして登ります。ハイキング道があるので歩きやすいですが、城遺構としてはどうなの、とも思ってしまいます。一大巨城ではなく、ところどころに砦が顕在して、そのネットワークで守り固めているということなのでしょう。
このあたりか、と思うピークを登りつめると、切岸で囲われた削平地が現れます。
櫓台と呼ぶべき土壇です。
通り過ぎて、下の段から見たところです。確かに人工的な土壇になっているのがわかります。
その下の段というのが主郭になります。削平された割と広い曲輪です。4つの城郭施設のなかで最も広い曲輪です。薮ってはないですが、木々があって見通しが効かないのが残念です。
土塁ははっきり確認できません。土塁がないと城郭遺構らしさに欠けますか。
縁まで来て確認すると、周囲は帯曲輪が巻いていました。
下に下がって見ると段状になっているのがよくわかります。
特に櫓台の反対方向のあたりは複雑に曲輪が重ねられているように見えました。なかなかのもので、こうしてみると新城が一番発達した形態を持っているようです。
切岸に石が点在していました。具体的な石垣あるいは石積みは見られませんでしたが、何かしら、そんな防御も意図したのでしょうか。
全体に遺構も風化してしまっているのか、はっきりしてはおらず、見て楽しめるほどの城郭遺構ではありませんが、こうして、見つけながら探索するというのも、また楽しいものです。
陽が傾きます。もう少し時間があればと思いながら、日没までには山を下りたいので、急がないといけません。
富士山や内浦湾や淡島が、ここ新城でもよく見えます。
良い城日和でした。ありがとうございます。
にほんブログ村
人気ブログランキング
コメント 0