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1238野間城(大阪府) [城印象記]

大阪府豊能郡能勢町野間中の野間城を紹介します。

より大きな地図で蔓草マップ を表示

話としては野間館の続きになります。

  1195野間館(大阪府)
  http://mikawanokami.blog.so-net.ne.jp/2017-07-19

麓の館跡を探索し終え、尾根先突端にある野間城を目指します。こちらのパイプ作りの赤い稲生大明神の鳥居をくぐり山道を進みます。

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山道と言っても見失いそうな道です。でも、確かに道は通っている、と言えましょうか。

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全体の2/3くらい登ったところに石灯籠があります。このあたりから、いよいよ城域という雰囲気です。

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その近くに窪みがありますが、これは井戸跡でしょう。

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つづら折れした道を進むと、段曲輪らしき削平地が見えてきます。それが、だんだん、はっきりと大きなものになります。

切岸が明瞭になります。

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いよいよ主郭です。奥に赤い鳥居が見えます。

ここは虎口のようですが、明瞭な遺構ではありません。平虎口でしょうか。

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土壇が明瞭に見えますね。

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白髭稲生御社跡の碑とお稲荷さんや鬼瓦がありました。

神社の創建で城の遺構としては手の入っているところもありましょうが、それでも、お城の中心で一番大切な場所には違いありません。

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主郭には土塁が囲っています。

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主郭とその下の段には土塁のようなものは見られません。切岸で守られています。その斜面の下にこんな窪みがありました。これも井戸でしょうか。

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その登ってきた方面に連なる曲輪の数々もいいのですが、野間城はむしろその背面の遺構が素晴らしいです。主郭背後に大きな堀切があります。

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その複雑な遺構は、写真を見ただけでは解釈し辛いと思われます。堀切2本の間に畝状になる竪堀が左右に付随しています。

横から堀切を見るとよく掘れていますね。

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その奥に畝状になる竪堀。地面が凹んでいるのがわかります。

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縄張図、片手に楽しみました。よくデザインして作られています。

振返って主郭を眺めます。こりゃあ、攻め込み難いですね。

城域も広く、手応えありの野間城でした。

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