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1376加塩城(愛知県) [城印象記]

愛知県豊田市(旧旭町)加塩町月ヶ窪の加塩城を紹介します。

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頂上に加塩城は位置します。なので、目指す場所はわかりやすいのですが、どこから城へ向かうのか、登城口が悩ましい問題です。林道の大洞線入口から向うことにします。

大洞線にはうっすら雪が積もり、ダート道で、凍り付いています。車輛は進入禁止です。

この入口のすぐ左の登山道を選択しました。

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これは尾根道を進み、ピークを越えながら城に迫るルートになります。一気に高度を上げるので息があがります。まずひとつのピークです。

当然のことながら、全く城遺構はありません。

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道は特にありませんが、歩きやすいです。ただ、アップダウンがかなりあります。もうひとつピークを越えて、いよいよ主郭に迫ろうかという場所に凹みがありました。

尾根道にしては不自然な凹みです。私は堀切と見ましたが、いかがでしょうか。画像では判定し辛いでしょうが。

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ちょっとした平らな尾根を進むと急に坂になります。

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そこを登ったところが主郭でした。

主郭はかなり広い削平地です。

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ほぼ円形状の主郭で、土塁や切岸などお城的な遺構は見当たりません。

眺望は良さそうですが、現在は木々に囲まれ、見通しはききません。

その奥の方に風神を祀った碑がありました。

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北西尾根へ足を伸ばします。一段と低い所に出曲輪の様に削平地があります。

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こんな具合で、それらしい雰囲気はあるものの、およそはっきりした城遺構はみられません。しかし。北尾根には堀切があるというので、北尾根経由で下山します。

小さな尾根があると注意して見ているからか、見た瞬間、あっと思いました。

堀切です。

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横ななめ下あたりから見た堀切です。わずかなものなのでわかり難いと思います。

それにしても、せっかくの中世遺構に木を入れてしまうとは、と嘆かわしい気分です。なぜこんなことをするのですかね。

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その尾根を下って林道に降りました。その林道からの景色です。

林道は後世のものですが、山のラインなど、山城らしい景色でしょうか。

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あまり城らしさがなかった加塩城ですが、探索の城めぐりも楽しいものです。

山の中でどうなるかと思いましたが、終わってみれば何のことはありません。帰りは林道をゆっくり下ってきました。ただ途中には、路肩の崩れているところもあります。歩く分には支障はありませんが、やっぱり車両は無理です。

ゆっくり山歩きを楽しんでください。

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