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1430地点Aと地点Bの距離を求める

位置情報(緯度経度)を Excel で管理している。必要な情報を選択して、地図に落とし込んで利用している訳であるが、Excel でもう少し何か使えないか考えてみた。

距離ってわからないだろうか、わからないだろうな、と漠然と思い込んでしまったが、ふと気が付いた。座標上の特定される2点間なのである。わからないはずがない。

ピタゴラスの定理! これだ。a2×b2=c2

ちょっと懐かしくなってしまったが、直角三角形の斜辺外のそれぞれを2乗したものの和は斜辺の2乗したものに等しいというやつである。

2つの位置情報の緯度差・経度差は引き算をすればわかることで、その差が10ならば、10/360ということで、地球1周と掛ければ、その距離は出る。

緯度の距離と経度の距離がわかれば、斜辺にあたる「地点Aと地点Bの距離」は計算で出るはずだ。

ws01s.jpg

あきらめちゃいけないよね。

関係さえきちんとわかれば Excel なら計算はすぐだ。

ちょっとした例で12現存天守の一覧で計算させてみた。

ws02s.jpg

自宅がわりにくうくうアイコンの岡崎城からの距離を計算させた。

E4にはこんな式が入っている。

  E4=SQRT(((40009/360*(C4-$C$2))^2)+(((40075/360*(D4-$D$2))^2)))

SQRTは平方根を求める関数である。
地球1周は40,000kmである(本来4万分の1を1kmと決めた経緯がある)が、現在の実際の計測では、赤道での一周は約40,075km、南北での一周は約40,009km、だそうで、その数値を利用してみた。

E列はコピペして利用すればOKで、一旦作業用の台帳を作れば、2行目のデータに対しての距離一覧表がささっとできてしまう。

そして、距離による並べ替えもささっとできてしまう。

ws03s.jpg

計算する労力は問題ではなく、AならBに必ずなるという因果関係を見つけることが大切という、Excelのポイントを再確認した案件だ。

それにしても、ささっと計算できる位置情報間の距離であるが、これをどう活用するか、それこそ大切な問題だ。

便利なんだけど活用方法がないんだ、とならないよう工夫してみなくては。

下の表は、基準となる位置を稚内市役所としたものである。北の果て、などと失礼な説明書きで申し訳ない。狙ったのは、一番北の位置からの距離順に並べることで、12現存天守を北から順に並べぶのを期待して作ったものである。

最初の表の並び順は日本100名城が基準となっているが、それとは若干違う。

位置情報の並び順をただ北から順に並べると不自然なものになってしまうけれど、これなら機械的に、自然な感じに並び替えれる、だろうか。

活用法をいろいろと試してみたい。

ws04s.jpg
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