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0828三明寺三重塔(重文) [和塔]

和塔のことはまだまだ知らないからなのか、意外なところにぽつりと重文建造物が残っていたりする。それがたまたまなのか、必然的理由があるのかは知らないが、三河にも重文指定された三重塔がある。

豊川市豊川町、そこは駅の近くでもあり、あの豊川稲荷の近くでもある。町の中心部といってもいいような場所だろう。



訪れる人もめったにいないようなお寺で、おかげで気楽に参拝者駐車場に停めれて助かった。

木々の向うの境内に入ると、三重塔が飛び込んでくる。
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素朴だけれど、立派な塔である。

寺の創建が702年という古さに驚く。そしてこの塔は室町時代のものらしい。

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  三明寺三重塔

    国指定重要文化財
    明治40年5月27日指定

 三明寺は、寺伝によれば大宝2年(702)の創立といわれています。平安時代の末に一度戦火にあい焼失しましたが、南北朝時代に、後醍醐天皇の皇子無文元遷が遠州方広寺に行く途中ここに立ち寄り、その荒廃を嘆いて再興したと伝えられています。
 諸堂中最も古いこの三重塔は、享禄4年(1531)の建造で、総高14.5mのこけら葺の小塔です。
 一層、二層を和様に、三層を禅宗様にしたのが全国的にも珍しく、三層の軒の反り、扇垂木、鎬のある尾垂木などに禅宗様の意匠が認められます。

    豊川市教育委員会

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一階部分の構造を間近で見て楽しむ。

私には、この木の見事な組み合わせがたまらなく素敵に感じる。

四面に桟唐戸がついていた。

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本堂をお参りして時を過した。

三層目の屋根に特徴があるわけであるが、下からではよくわからない。が、それはそれ。見上げた塔も、やっぱり素敵だ。

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