0139青春18切符の効用
私は車派だ。まだ免許をとる以前の学生時代は、もっと鉄道を利用して旅したいと思っていたし、こんなに車一辺倒になるとは思ってなかった。しかし、車に乗り始めたら、どこへいくのも車になってしまい、特別な要件でもない限り電車に乗らなくなってしまった。
年を経て、久しぶりに鉄道での城めぐりをした。や、電車もいいものだなぁ、そう思った。
思い切って青春18切符を購入してみた。３年前の夏である。それ以来、青春18切符にはお世話になっている。その良い点、悪い点を、私なりの感想を交えてまとめてみよう。
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≪良い点≫
<１>１日2,370円は安い。
車だと、ガソリン代＋高速代となる。ガソリン代も旅行都度ではないし、どちらもカード払。金額を意識することが少ないが、それなりの出費をしているはず。ちなみに計算では、１リットル160円のガソリンでリッター16.0km(ハイブリッド車)とすると、１kmの走行に対し10円となる。東京または姫路まで、およそ300km。往復600km、6,000円のガソリン代。それに加え高速代がかかる。片道6,500円ほどとみて13,000円。合わせると２万円近い。それが2370円で済んでしまうのである。断然安い。これなら、ふらっと白鷺城を眺めるためだけに姫路に出かけても問題ないだろう。
<２>意外と遠くに行ける。
今まで広島県福山に行ったことがある。滞在時間が２時間ほどだったが、福山城は駅のすぐ近く。100名城スタンプ押印を主目的に再訪するには十分楽しめる。今はネットで簡単に調べれる。私はヤフーの路線情報を使っているが、意外と遠くに行けることに驚く。もちろん遠ければ滞在時間は減ってしまう。しかし、ちらっと寄ってみたい程度に思うところはいっぱいある。遠いからとあきらめず、果敢にアタックしたい。
<３>駐車場に悩む中心街の訪城は助かる。
夏は、中世山城は藪・虫で敬遠気味。やっぱり夏は近世城郭だ。近世城郭とくれば、駅近くの中心街にある場合も多い。車が便利といっても、駅近くの中心街は、駐車場には泣かされることが多い。この訪城は、鉄道の方が分がいい。ただ駅から離れている場合もあり、わずか１km２kmと言えども苦労する場合がある。その時は、レンタサイクルを当たってみる。けっこう無料または低料金のサービスがあり、助かっている。便利な電車で訪れるちょうどいいところは、けっこうあるものだ。
<４>快適に本が読める。
快適かどうかは意見の分かれるところだろうが、私は断然勧めたい。こういう本を読むしかないような環境は、読書がはかどる。のんびり揺らされ、適度な刺激があり、空調はよく効き、ぼんやりと遠くの景色に思いを馳せることもできる。電車に乗り、本を読んで帰ってくるだけでも充分満足できる。いやむしろそれが第一で、途中の見学がおまけにさえ思える時がある。手応えのある読書ができると嬉しい。
<５>昼寝ができる、酒が飲める、くつろげる。
旅が癒しであり、楽しみであってほしい。けど、私の旅は、多くはお城めぐりの過密な旅になってしまい、けっこう、パンパンで、苦しくなってしまう場合も多い。その点、鉄道の旅は自由度が少ない分頑張りようがない。帰路など、ただ乗っているだけになってしまう。なので、気ままに昼寝したり、酒を飲んだりしてくつろぎやすい。長距離ドライブの運転は苦にしない方だが、しかし、さすがに寝ることも酒を飲むことも出来ない。電車に乗っているということは気楽なものだ。ただ、昨今の普通電車では、気ままに飲食する雰囲気は少ないので、酒を飲むにはちょっと気兼ねしてしまう。
≪悪い点≫
<１>時間が厳しい
車に慣れてしまうと、時間拘束がゆるい。しかし、電車なら１分遅れてもアウトなのだ。遠くにいけばいくほど、のんびり気ままとはいかず時間厳守となる。ついつい、あれも見たいと寄り道すると、駅に向けてかけ足をすることになる。辛い思いをして走った経験は多い。
<２>荷物が重い
車に慣れてしまうと、とりあえずカバンに入れて持っていこうとしてしまう。そんな習慣のせいで、厳選してコンパクトに荷を作るのが下手だ。なので、いつも重い荷物を持ってしまう。本などもつい余分に持ってしまう。荷物を減らしたい。けど、なかなかできない。
<３>充電には注意が必要
車だとコンバーターも搭載しているので充電は自由だ。なるべく電子機器類の充電は済まして出かけるが、いざという時にはありがたい。近頃は、スマホの電池が短く心配。予備のバッテリーがあるとはいえ、スマホの地図・情報などは旅必須のものばかり。もしスマホが切れてしまえば、死活問題。この点は、気をつけないといけない。
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青春18切符のというより、電車旅一般的な感想のまとめになってしまったかな。もっとも、季節が過ぎれば、また車旅中心になってしまうのだから、一番は価格の安さということかもしれない。
期間内に５回(５日旅する)というのが大変と思ったが、これも見切りをサッとつけて、チケットショップを利用するという手もある。意外と高く買ってくれたり、また安く買えたりもする。
高松まで出かけて、本場の讃岐うどんを食べてくる旅もいいかなと思う。
18切符だから、やってみたいおバカな旅。まぁこれに魅力を感じるか、バカらしいと感じるか、分かれることだろう。やってみようかと思う私は、やっぱり電車が好きなんでしょうね。
年を経て、久しぶりに鉄道での城めぐりをした。や、電車もいいものだなぁ、そう思った。
思い切って青春18切符を購入してみた。３年前の夏である。それ以来、青春18切符にはお世話になっている。その良い点、悪い点を、私なりの感想を交えてまとめてみよう。
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≪良い点≫
<１>１日2,370円は安い。
車だと、ガソリン代＋高速代となる。ガソリン代も旅行都度ではないし、どちらもカード払。金額を意識することが少ないが、それなりの出費をしているはず。ちなみに計算では、１リットル160円のガソリンでリッター16.0km(ハイブリッド車)とすると、１kmの走行に対し10円となる。東京または姫路まで、およそ300km。往復600km、6,000円のガソリン代。それに加え高速代がかかる。片道6,500円ほどとみて13,000円。合わせると２万円近い。それが2370円で済んでしまうのである。断然安い。これなら、ふらっと白鷺城を眺めるためだけに姫路に出かけても問題ないだろう。
<２>意外と遠くに行ける。
今まで広島県福山に行ったことがある。滞在時間が２時間ほどだったが、福山城は駅のすぐ近く。100名城スタンプ押印を主目的に再訪するには十分楽しめる。今はネットで簡単に調べれる。私はヤフーの路線情報を使っているが、意外と遠くに行けることに驚く。もちろん遠ければ滞在時間は減ってしまう。しかし、ちらっと寄ってみたい程度に思うところはいっぱいある。遠いからとあきらめず、果敢にアタックしたい。
<３>駐車場に悩む中心街の訪城は助かる。
夏は、中世山城は藪・虫で敬遠気味。やっぱり夏は近世城郭だ。近世城郭とくれば、駅近くの中心街にある場合も多い。車が便利といっても、駅近くの中心街は、駐車場には泣かされることが多い。この訪城は、鉄道の方が分がいい。ただ駅から離れている場合もあり、わずか１km２kmと言えども苦労する場合がある。その時は、レンタサイクルを当たってみる。けっこう無料または低料金のサービスがあり、助かっている。便利な電車で訪れるちょうどいいところは、けっこうあるものだ。
<４>快適に本が読める。
快適かどうかは意見の分かれるところだろうが、私は断然勧めたい。こういう本を読むしかないような環境は、読書がはかどる。のんびり揺らされ、適度な刺激があり、空調はよく効き、ぼんやりと遠くの景色に思いを馳せることもできる。電車に乗り、本を読んで帰ってくるだけでも充分満足できる。いやむしろそれが第一で、途中の見学がおまけにさえ思える時がある。手応えのある読書ができると嬉しい。
<５>昼寝ができる、酒が飲める、くつろげる。
旅が癒しであり、楽しみであってほしい。けど、私の旅は、多くはお城めぐりの過密な旅になってしまい、けっこう、パンパンで、苦しくなってしまう場合も多い。その点、鉄道の旅は自由度が少ない分頑張りようがない。帰路など、ただ乗っているだけになってしまう。なので、気ままに昼寝したり、酒を飲んだりしてくつろぎやすい。長距離ドライブの運転は苦にしない方だが、しかし、さすがに寝ることも酒を飲むことも出来ない。電車に乗っているということは気楽なものだ。ただ、昨今の普通電車では、気ままに飲食する雰囲気は少ないので、酒を飲むにはちょっと気兼ねしてしまう。
≪悪い点≫
<１>時間が厳しい
車に慣れてしまうと、時間拘束がゆるい。しかし、電車なら１分遅れてもアウトなのだ。遠くにいけばいくほど、のんびり気ままとはいかず時間厳守となる。ついつい、あれも見たいと寄り道すると、駅に向けてかけ足をすることになる。辛い思いをして走った経験は多い。
<２>荷物が重い
車に慣れてしまうと、とりあえずカバンに入れて持っていこうとしてしまう。そんな習慣のせいで、厳選してコンパクトに荷を作るのが下手だ。なので、いつも重い荷物を持ってしまう。本などもつい余分に持ってしまう。荷物を減らしたい。けど、なかなかできない。
<３>充電には注意が必要
車だとコンバーターも搭載しているので充電は自由だ。なるべく電子機器類の充電は済まして出かけるが、いざという時にはありがたい。近頃は、スマホの電池が短く心配。予備のバッテリーがあるとはいえ、スマホの地図・情報などは旅必須のものばかり。もしスマホが切れてしまえば、死活問題。この点は、気をつけないといけない。
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青春18切符のというより、電車旅一般的な感想のまとめになってしまったかな。もっとも、季節が過ぎれば、また車旅中心になってしまうのだから、一番は価格の安さということかもしれない。
期間内に５回(５日旅する)というのが大変と思ったが、これも見切りをサッとつけて、チケットショップを利用するという手もある。意外と高く買ってくれたり、また安く買えたりもする。
高松まで出かけて、本場の讃岐うどんを食べてくる旅もいいかなと思う。
18切符だから、やってみたいおバカな旅。まぁこれに魅力を感じるか、バカらしいと感じるか、分かれることだろう。やってみようかと思う私は、やっぱり電車が好きなんでしょうね。
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