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0311小牧山城発掘現地説明会

土曜日、2月14日に小牧山城で現説があり出かけてみた。10時に駐車場にいれたが、うろうろお城を見てたら11時の説明会にギリギリになってしまった。

ほら貝を吹く粋な演出でスタートした。

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今回の7次で発掘調査されたのは、このあたり。主郭北から北東付近。



小野学芸員さんから説明があった。冒頭にあった、小牧山城に信長が居城したのは4年ほど、なのに既に倍近くの時間を発掘に費やし、私の人生の大半を捧げています、という話には胸が熱くなった。こういう人がおられて、小牧山城の魅力が発掘されているのだなと思った。

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発掘場所は狭いので、いただいた資料の上に振ってある番号順の案内となった。30人くらいづつ呼び出している。随分待つことになった。

1時間以上待たされた。

その番号から察して700人近い人が来られたようだ。

(余談ながら、それから思うにこの主郭近辺で千人ほどの人間を収容できるんだと感心した。)

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ようやくのご対面。主郭までの斜面約4mに2段になった石垣が確認できる。裏込石がわかり、きちんと設計し、こうやって石垣を作るんだという意志のもと築城されたのがわかる。

そしてその下には、3段目になる石垣が見つかった。

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下に降りられないのが何とも残念だった。

当時としては、最先端の石垣の城として、見せる演出効果を狙ったものだろうという。

30歳の信長が初めて手掛けた野心的な試みが随所に窺えるというわけで、小牧山城の魅力がますます湧く。

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ただし、3段目の石垣は腰巻石垣で斜面の下半分を固めているそうだ。小牧山は岩山で、チャート石などを産するのだが、それ以外の石が利用されていて、他から持ち込んだ花崗岩やあるいは丸い河原石が見られるという。

擁壁的な意味合いが強い3段目の石垣ということのようだ。

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終わりに近かったので、すぐ2巡目でまわれた。人が少なくなってきて落ち着いて写真が撮れたような気がしたが、何だか同じものを何枚も撮っているようでまどろっこしい。

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粘って見てきた。

この後は、埋め戻すという。

見学は1時頃で終了となった。通行止めとなりシートがかけられた。

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