0314捨てられない収集癖

なかなか身の回りがきれいにならない。整理整頓はする方だと思うのだが、とにかくなかなか捨てられない人で、収集癖もあり、やたらありがたくパンフレットだとか紙の資料を溜め込んでしまうのが原因だろう。

最近はＭｙ断捨離と称して、紙ものはどんどんスキャンして処分しているのだがなかなか追いつかない。

収集癖といえば、そうだ、子供の頃、牛乳のフタを集めていた。昔はビン牛乳で、丸い厚紙のフタだった。それがメンコのようで面白いなと思った。ふとしたきっかけで始まったが、ヒニール袋いっぱいに集めていた。これという目的もなかったし、特別なにか満足できる要素があったとも考えにくいが、ただ袋に均一の牛乳のフタが溜まっていくのが嬉しかった覚えがある。

それが、ある日、多分親にだと思うが全部処分されてしまった。大人から見れば、ただのゴミだったんだろう。ひどくガッカリして泣いた。悲しかった。

こんな、これに似たような思いでが少なからずある。


※ネットで画像を拾いました。

子どもの頃は、まだシャープペンシルなんてなくて鉛筆だった。ものを大切にする時代だったから、使い終わった小さな鉛筆は箱に入れてしまっておいた。それが徐々に溜まりだして、いつしか収集物になった。

色・形などのデザインも目に楽しかったし、使っていた時の思い出もくっついている。鉛筆がどんどん溜まるということは、勉強しているという手応えにもつながる。大切に収集していたと思う。

小鉛筆は、高校に入学した時だったか、自分で処分した。まだ、風呂の竈(くど)があったので、自分で燃やした。万感の思いといっていいだろう。煙が目に染みて、泣けた泣けた。

今は、風呂のくどと言ってもわかる人すらいないのかもしれない。



時ははるかに流れてしまったけれど、相変わらず似たようなことをやっている。いつからか、不明であるが、使用済みのボールペンを溜めている。

今はほとんどボールペンなんて使わないから、１本使い切るのに２～３ヶ月はかかると思う。ほとんどが、貰いものの、特に価値のない、安物に違いない。しかし、こうしてみると壮観で、自分にとっては流れた時間が形としてここにある、と思ってしまうのだ。

でも用済みのガラクタなんだから、と思う余裕も持てるようにはなったが。

しょうもないことだなぁ。

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