0449忘却の天才

誕生日になった。誕生日を迎える前は、なんだか嫌だなぁと思ったりするが、当日が来ると観念するのか、ケロリと忘れて、何だか嬉しい気分になる。

年をとったなぁと思う、１年前のブログを読むと、そんなことを感じていたのかと、驚く。

それは、つい最近のことじゃなかったのかと思ったりもするのだが、そうか１年前にもそう感じていたのか。

体力の衰えは常々感じるところではあるが、記録と思って書いておこう。

この頃感じるのはスピード不足。

若い時は、起きて朝は10分もあれば、着替え・洗面・食事と済ませ出発できた。それがこの頃は、頑張ってみても怪しい。なんだかもたついてしまう。

城めぐりでも、１日10ヶ所くらいはまわっていたのに、このところは数は稼げない。よく言えば、じっくり見るようになったということだろう。しかし、ダッシュをかけても、あまり変わり映えのしない時は、ついつい年をとったなぁと思ってしまう。

特別に足が遅くなったわけでもないと思う。けど、やっぱり早くはなってない。無理を効かそうとしてもダメで、結局トータルで遅くなっているのだろう。

ひとつひとつの判断が遅くなった。

いろいろやりたい人である。それがうまく歯止めがかからない。あれもこれも気になって、結局全体が上手くいかない。もう少し、見切りをつけることも上手かったと思うのだけれど、下手になった。

感情が爆発することがなくなったのに、感情に流されてばかりいる、そんな気がする。

具体的にいつ、何がといわれても、よくわからないが、確かにそう言える気がする。

１年経つと、もっとひどくなっているのだろうか。

何か気の迷いでもあったみたい、と笑い飛ばせたらいいな。

(沢田研二54歳の時のオリジナル・アルバム)

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