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0538雲林院城(三重県) [城印象記]

三重県津市芸濃町雲林院城山の雲林院城を紹介します。



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林光寺の南西方面の標高170mの山頂に主郭があります。比高は100m弱程度でしょうか。津で2時間ほど見学時間がとれるので、どこに行こうか、ということでここを選びました。

再訪になります。以前はものすごい笹薮に悩まされて充分な見学ができてなかったのですが、何やら最近は手が入ってキレイになったというネット記事を読んで、ここに決めました。

登城口は林光寺向かって左の墓地の横あたりです。案内は特にありません。山に入ると、こんなお墓があります。そこから、尾根登りです。

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道はあるような、ないようなはっきりしていません。が、山城に慣れた方なら普通に歩いていけるでしょう。

さっそく、尾根ラインには段曲輪が見られます。曲輪自体は小さいですが、切岸も明瞭で、全体に落差感があって楽しめます。

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登りきった主郭手前といった位置に堀切がひとつあります。ここは堀切がよくわかるな、と思って撮ったのですが、立体感が今ひとつの画像ですね。

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主郭到達です。ここまで15分ほどでした。

表示板があるのが嬉しいですね。ここまでの道といい、主郭といい、薮は抑えられています。

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しかし、そこまででした。主郭も周辺にいくと笹薮が伸びています。木を切るというのも難しいことで、木があると見通しが悪いというものの、木を切ると光が入り、草が育ち、薮になってしまいます。

主郭北西方面には一段低いところに帯曲輪っぽく削平地があります。鉄塔の建っている付近です。

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見えているので、ここまではと頑張って降りてみました。

笹薮の斜面を下るのはかなり危険です。お勧めしません。

慎重に時間をかけて降りましたが、建設で改変された可能性もあり、下に降りてもこれという発見はありません。

ここから南進すると二重堀切があり、鞍部を越えていくとピークに出曲輪のような遺構が残るそうです。

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足元が見えないので危険なのと、もう時間がありません。

出曲輪のような先の尾根にも遺構が残るそうで、雲林院城もかなりの城域があることが感じられます。各尾根先まで回りたいですが、笹薮が厳しかったです。

鉄塔の曲輪に降りるだけでも苦労したというのに、実は、南進できないかといろいろと足掻いたんですがね。阻まれました。

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時間がないというのは、山に入るのに危険なことです。明瞭な道ではないので、下山などでも道に迷わないよう気を付けてください。安易に入ると危ないことには違いありません。

キレイになったというのも主郭まででした。が、それでも充分山城の魅力を感じれた雲林院城でした。

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