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0713吉原氏城(三重県) [城印象記]

三重県名張市神屋字吉原の吉原氏城を紹介します。



吉原橋を渡って吉原地区に入ります。右手に薬師寺、その向かいの川を隔てた山のピークに吉原氏城があります。

薬師寺の前には説明板があるのですが、ガードレールに隠れて判読できません。

北畠氏の有力な家臣であった土豪吉原氏の本城があったことなどが記されているようです。

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川を渡り、端っこの尾根筋から山を登りました。道は特にありません。比高は50mほどですから、大したことはないのですが、川を越えるのと、山の途中には獣除けの柵があって、その点が厄介でした。登るのはこの尾根筋ラインがお勧めでしょう。
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登り詰めたピークには空堀を伴った土塁が見えます。
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上まであがってみると分厚い土塁に囲まれた方形居館のようになっています。土塁が三方に認められます。

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そして北側では斜面に張り出すように削平地が飛び出しています。隅櫓台のようです。

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その土塁の周りの空堀もいいですね。

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ただその空堀は北から西の方面に向けては、帯曲輪のようになっていました。

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しかし、その方面が手薄という訳ではありません。その方面はより急な斜面なのです。主郭の土塁を見上げると充分圧力を感じます。

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この方面は段曲輪のようになっていました。

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こじんまりとまとまった山城です。最初は方形居館のような単純な山城を想定していましたが、それだけではなく、けっこうな曲輪が認められます。なかなか見甲斐のある山城でした。

日没が迫ってしまいました。

山里近く、と言っても、この辺りは過疎で人も少ないようでした。

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