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0857終戦の日に考える

8月11日が山の日ということで祝日になった。それはそれでいいのかも知れないが、そんなことなら、8月15日を平和の日とでもして、祝日にすればいいのにと思ったりする。

この時期はお盆ではあるし、子供は夏休み。夏期休暇の会社も多いだろう。けど、土日祝日のみの休みもあるだろうから、8月は休みが多くてもいいだろうと思う。

暑い。夏も後半になるとダレてくるのか、暑さが堪える。

この8月15日は太平洋戦争の終戦の日だ。子供にそれは昭和何年のこと?と聞いたら、すぐには返ってこなかった。即答されないことに驚いた。しかし、それは昭和何年と聞いたのがいけなかったようで、1945年ということは知っていた。平成生まれの子なのだ。昭和はすでに遠く、太平洋戦争も知識として、ひとつの節目として知っているということだった。

もちろん自分とて、直接的に体験している訳ではない。もう戦後の、戦争なんて何の影響もないと思われる頃に生まれ育った。祖父や叔父が戦争で亡くなっているが、といっても存在を知らないわけで、それを知っている父でさえ、もうこの世にはいない。

空襲で家は焼けた。しかし、戦後に立てた家は、既に壊され、また新しい家が建て直された。

時代は流れた。

どんどん流れればいいと思う。時は日薬、嫌なこと辛いことを癒してくれる。悪いことは水に流して、前向きに生きようじゃないかと思う。そのさっぱりとしたポジティブな考え方こそ、日本人的な良さじゃないか。

大切なことは、その体験の中で学んだことを生かしていくことじゃないかと思う。すなわち、平和であることの有難さ、みたいなものを。

この平和の中で、何が戦争に導いてしまったのか、原因を突き詰めることは大事なことだろう。けど、だからと言って、今更誰が悪いとか騒ぎ立てても仕方なかろう。ましてや、謝罪を求めるだの、賠償金どうのこうのというのは、バカげている。

もっとも、悪かったことは謝罪すべきだし、謝罪しなくてもいいと考えている訳ではない。

広島や長崎に訪れてもらいたいのは、原爆の悲惨さを知って、このような核兵器が再び使用されることがないよう考えて欲しいからであって、自分らは被害者だからどうにかしてくれ、ということじゃないと思う。

そんな話がちょこっと漏れてくると、情けないなぁと思ってしまう。

平和は積極的に維持しないと成立していかないと思う。ほかっておけば、戦争だらけ、人類の歴史、戦争だらけなのだ。

現代だって、どこかで戦いが続いている。

この平和をどう守っていけばいいのか、どんな考えがあって、どんな人が頑張ってきたのか、それを知り、それを考える日があってもいいよなぁ、と思うのだ。

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