0031これからの悪夢
死刑執行を受けるという夢を見た。どうしてそうなったのか、ちっともわからないのだが、大勢いるなかから引き抜かれ、そういう運命を受けてしまう。何やらグループ分けされる都度、体が固くなって思うように動かなくなるようで、死に近づいていくというシチュエーションだった。
うなされて未明に目覚めた。トイレにいったあと寝直したのだが、今度もこの夢の続きを見てしまい、体感的に、起床までの時間と、余命の時間が重なるような錯覚がして、もう少し寝ていたい=もう少し生きていたい、自由になりたい、こんな運命嫌だ! というところで起きた。
嫌な夢だった。朝がくるのがこんなに嫌に思えたのは珍しい。朝は、早く来て欲しい時間なのにな。
人生の残り時間が少ない。そんな意味で、これから、こんなバリエーションの夢を見ることが多くなるのだろうか。
まだまだ若いつもりなんだけど、でも確実に人生の半分は終わってしまった。残り時間の方が少ないことは否めない。
死刑執行されると知っても、にっこりと微笑む日は来るのだろうか。