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0051「全国撮影地ガイド」の世界

断捨離と称して、本を断裁・スキャン・電子化している。少しづつ進めているのだが、今日処理したものは「全国撮影地ガイド」という200頁ほどの冊子だった。

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古い本は棚の奥に埋もれたままである。本の前に本が置かれているような状態なので、もう活用されることもなく場所を取って死蔵している。それを整理しよう、活用できるようにしよう、というところでの断捨離なのだ。

それにしても、埋もれている冊子でこのようなものが多い。

忘れ去られた、もうひとつの、人生の可能性のようなものをしみじみ感じてしまう。

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10代の頃の憧れは、全国を旅したい、47都道府県に足を踏み入れたい、そんなところ。本を片手に、記念写真を撮りながらの電車旅を夢見ていた。

当時はまだJRではなく、国鉄だった。「いい旅チャレンジ2万キロ」なんてあったなぁ。完乗を目指してみたいと思ったものだ。

だから、自分は、乗り鉄とよばれる鉄道マニアになっていたかもしれない。

今のように、車で城めぐりというのも、必然的なものと、偶然的なものと、今のスタイルで忘れ去られてしまったものを考えさせられてしまった。

就職したところが車でしか通えないようなところで、また仕事上、車をしょっちゅう使う日々で、移動は車しか考えられないようになってしまった。使えば車は自由度が高く、便利で手放せない。電車への関心はなくなった。

予約などすることなく、時間ができたら出発したい、と思ってたら、車中泊が中心のドライブになってしまった。

全国を旅した。47都道府県に足を踏み入れたい、これは案外たやすく達成された。最後は宮崎県だった。踏破できたのは車のお蔭だろう。

今も城に駆り立てる情熱は、いろいろなところに行きたいという気持ちなんだろう。なので同じ城には、あまり行きたくないと思ったりする。山城などを何度も訪れる人の話などを聞くと、城への思いもちょっと違うのだろう。

写真こそ、いっぱい撮るようになったが、少し目的が違うようだ。いろいろなところに行きたい、その確認写真というような位置付けなんだろう。キレイに撮りたいと思うことは同じと思うが、動きやすさ重視の私は、一眼ではなくコンデジ派だ。多分、このスタイルも変わらないだろうな。

「全国撮影地ガイド」なんて、いかにも好みの冊子だが、ずいぶん違うところに来てしまったのか、やっぱりその範疇で楽しんでいるのか。

出来上がった電子ファイルを懐かしく眺める。

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