0055若林城(宮城県) [城印象記]
宮城県仙台市若林区古城の若林城を紹介します。(2014/4訪城)
現在は宮城刑務所になっています。
地図で探してもその場所さえよくわからない城が多い中で、地図でもよくわかる城があります。この若林城は後者です。
刑務所ということが、わかりやすい上に、航空図などでみても、土塁と堀がよくわかります。いい感じの折れです。
伊達政宗の隠居城だそうですが、規模は東西約420m、南北350mで単郭式の平城で、なかなかの広さがあります。周囲を歩いて見ました。
場所が場所だけに、気軽に中に入ることはできませんが、土塁と空堀の遺構は充分楽しめます。ところどころに見られる折れは、やはりいいです。
土塁の上には高い塀が囲っています。城とは関係ありませんが、その高さと威圧感が刺激的です。
あの塀を乗り越えて侵入するには、と忍者になった気分で想像すると、隅櫓のように出っ張った部分からライトを浴びせられるのではないかとか、あらぬことを考えてしまいます。きっとその前に空堀を歩いたら、警報がなるだろうな。第一、こんににも写真を撮りまくっていいのだろうか、と思うと緊張感ある散策です。
南側は住宅地になっています。しかし、家が埋まってなくて空地のような空間から撮影できました。いい感じです。こういった場所も、家が建ってしまうと撮れなくなってしまうことでしょうか。そう思うと、今がチャンスです。
北側に碑と案内板がありました。もっと城であることをPRしてくれると気が楽なんですが、塀越しとはいえ、ジロジロみてまわるのはまずいんでしょうかね。大手筋と思われる刑務所の正門方面は遠慮して撮影しませんでした。
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