0334あれから４年

東日本大震災があって４年目になった。被災された方は大変なことだろう。こんな愛知の遠い地で何やらしゃべるのは、恐縮してしまうことかもしれない。

あの日は昼からの会議直前のことで、机でパソコンに向かって準備をしていた。金曜日の14時47分。それがわかるのも、パソコンに向かっていたからだろう。何とも不思議な揺れ方で、地震に気づいてない人もいた。自分は最初、めまいでもしたのかなと思った。急に気持ちが悪くなった。近くにいた人が、地震だ！と言って、初めてそのことに気が付いた。長く続いた。ゆったりとした横揺れで、船酔いする様な吐き気を感じ、早く終わって欲しいと思ったものだ。

それが東北地方を襲った大地震であることを知ったのは、パソコンの前にいたので直ぐにわかった。けど、あの時は、大地震だと知ったのに、こんなに大惨事になるとは気が付かなかった。

すぐに津波のことも知ったが、その後津波でこんなにもひどいことになるなんて気が付かなかった。私があの地にいたら、逃げ遅れる人かも知れない。

気が付かないことは、本当に多い。

友達が仙台にいる。すくにそのことが心配になって、電話をした。その時私は、いやぁすごい地震でね、そんな友達の実況解説を聞きたいくらいの気持ちがあった。

とんでもないことだ。

電話がつながらなくて、初めて恐怖を感じた。

幸い友人は無事で、関係の方もひと通り無事なようでよかったが、しかし、あの14:47には想像もできなかった。その愚かさを思う。

東海とか東南海とか、大地震が来るかもしれないと言われている。しかし、自分のなかでどのくらい想定できているのだろう。どのくらい想像できているのだろう。

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