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0369神子の山桜 [桜]

特定の桜でしっかり満開を見たいとなると、なかなか難しい。あれよあれよと日にちは過ぎてしまう。遠出する日が確保できないので、4/10に有給を取ることにした。思えば、昨年の佛隆寺の千年桜もそうだった。

今年は常神半島の神子の山桜にしぼった。この日がいいだろと思った天気も、なんと雨予報に変わってしまった。皮肉なものだ。

しかし、午前中はなんとかなりそう。ということで、早暁に出発した。



三方五胡の先になる。小川から神子へは、新しくて地図には記載されてないがトンネルが抜けていて、意外と簡単にたどり着いてしまった。

憧れの神子の山桜である。

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ここの山桜群を知ったのはずいぶん古い。とんぼの本「これだけは見ておきたい桜」(新潮社刊)に紹介されていて、訪れてみたいなと思ったのがはじまりだろう。本の購入は、1987年12月のこと。ずいぶんかかってしまった。

漁港の先の空き地に車を停め、山に近づくように歩く。

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神子の海水浴場まできた。海上から眺めるのが最高ということらしいが、それはかなわないが、このあたりから眺める景色が一番よかった。桜の濃淡のおぼろげなところが、何とも趣がある。

山桜は、赤い葉が花といっしょに出る。花も濃いめのピンクだ。それが、木ごとに差があって面白い。なぜそうなるのかは知らない。ソメイヨシノの淡いピンク一色に埋め尽くされる美とは対照的だ。

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 神子の山桜

 神子の山桜は、常神半島神子の破風崎から神子集落までの東西約1km、海岸から山頂までの約200mの区域に群生する山桜で、昭和31年に福井県の名勝地として指定されました。
 当地の古文書によると、寛保2年(1742年)に藩の奨励によりこの地帯を開墾し油桐畑を開いた際に、畑の境に目印として植えられたものと記されています。春になると葉と花が一斉に芽吹き、青い海と山の緑、そして桜の薄桃色が絶妙な風景を映し出し、豊かな自然を感じさせてくれます。

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静かだった。桜を見に来られた老夫婦が一組おられたが、ぽつぽつと村人に会うばかり。観光地ぽくない。

海は驚くほどきれいで、透明な水の上に船がある様子は、宙に浮いているように見えた。

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天気も持った。時折、青空も見られるほど明るかった。

良しとしよう。

神子崎まで来て振り返る。いい感じ。しっかり堪能させていただいた。

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