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0442大賀郷陣屋 [城印象記]

東京都八丈町大賀郷大里にある大賀郷陣屋を紹介します。



案内にもよく出ている。

享禄元年(1528)に奥山氏によって代官所が置かれたのが始めらしい。その後、北条氏に覇権は奪われたが、江戸時代などは八丈島は流人の島と言われているくらいだから幕府の天領だったのだろうか。ともかく、ここに陣屋があり、ずっと八丈島の政治の中心地だった。廃城は明治41年(1908)。

そんな八丈島の中心、もっとも八丈島らしい風景として、玉石垣が有名である。

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横間海岸から、石1個とおにぎり1個の交換条件で流人が運んだそうである。

六方積石垣といわれる見事な積み方。円形を描いているところや玄関口の桝形を形成してところ。高いところは人の背丈以上に積まれ、少し反りがはいっているところもある。

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城ファンとしては、八丈島へ行ったなら是非押さえておきたい陣屋だ。

しかし、なぜか不完全燃焼な思いもある。政庁として明治まで現役で使われていた役場なのだ、もう少し明瞭に陣屋跡をうかがわせる遺構や案内はないものだろうか。有名なので安心していたが、どの部分が陣屋だったのか、現地ではさっぱりわからなかった。あのあたりの石垣は全部陣屋のものだったのかもしれないが、ちょっと締まらない、腑に落ちない結果になってしまった。

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