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0481深見城(神奈川県) [城印象記]

神奈川県大和市見城ヶ岡の深見城を紹介します。



地図には城山史跡公園とあります。わかりやすくて、駐車なども心配ないだろうと気安く考えていましたが、公園らしい公園はなく戸惑います。

246号線からの右折も、ちょっとためらうような細い道。地図に印をつけた地点に案内板があるのですが、思ってたより小さく、最初は見落としてしまいました。城は地図のうす緑に塗られた地域のはす向かいになります。周囲の道路はかなり細く、ドアミラーをたたんでやっと通り抜けれるほどです。車の側面を木々に擦られて泣けそうになってしまいました。充分注意して行ってください。

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まずはお城の側面になる天竺坂方面に歩きます。下り坂です。

なるほど、空堀になる道というのと、この深見城が境川に臨んだ台地に築かれた城という立地が判ってきます。

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今回は藪漕ぎは想定してなかったと少々ひるみましたが、城域へ突入です。森は木々が茂っていましたが、藪化していないです。山城に慣れた人なら、この季節でもさほど苦にならず、見学できると思います。

堀が埋まり、もの足らないという人もあるかと思いますが、主郭前の堀はうすいとは言えはっきりと確認ができます。

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主郭に通じる土橋も確認できます。なかなかいいですね。

虎口は平虎口になるのでしょうか。

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主郭はただ漠然と広がっていました。割と広い面積だと思います。

周辺には土塁らしき高まりも見られます。ただこれらも削れてしまったのか高さはありません。本当の意味で、遺構を見て構造を感じれたというより、縄張図を見て、実際の城域でも起伏が見られ、確認できて、それがよかったというところでしょうか。

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天竺坂に面した部分の土塁と、見下ろした天竺坂。

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しかし、うっすらとは言え、主郭の前面の縄張がこの城の見所でしょうか。

もうひとつある主郭に通じる土橋。

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この土橋前の様子は複雑です。平虎口とだだっ広い主郭とは違い、かなり技巧的なとも思える構造で、こういう城のあり方は珍しいなと思いました。

ただ複雑な様子を読み解きたいのだけれど、それにしては遺構がぼんやりしてて、何だかよくわからなかったです。

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期待しすぎるとちょっとがっかりしてしまうかも知れませんが、それでも、町の中でこれだけの森が残り、これだけの遺構が見られるのは評価高いと思います。お勧めしたいと思います。

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