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0517柏尾館(長野県) [城印象記]

長野県飯山市瑞穂柏尾の柏尾館(柏尾南館)を紹介します。



このあたりかなと気が付くと土塁の横で驚きました。

千曲川右岸の段丘にあります。田んぼとかの耕作地のなかのひとつです。土塁が景色になじんでいました。

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しかし、しっかり土塁です。2~3mくらいは高さがありそうです。四周していませんが、ほぼそれに近いくらい残っていて感動します。説明板もありました。

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  柏尾南館跡

明徳三年(1392)、高梨朝高の史料に「柏尾郷」が高梨領とみえ、「柏尾南館」の館主は高梨氏と推定されます。この館の構造は、本郭が東西約七十メートル・南北約五十五メートルの単郭です。本郭の北側、東・西の一部には、高さ一、五メートルの「土塁」がはっきりと残り、貴重な遺構です。南側が大手口、北側が搦手口と考えられ、現在、本郭の周囲は水田ですが、中世には「水堀」でした。この館跡の東方約五百メートルの峰原山には、山城の柏尾城跡があります。
この館跡の周辺には、馬繋(うまつなぎ)・的場(まとば)・馬放(うまはなし)などの地名があり、往時の歴史がうかがえます。
戦国期、柏尾郷は武田方の市河氏が支配し、その後、慶長三年(1598)上杉景勝の会津移封により、「柏尾南館」は廃館になったと考えられます。

  平成二十四年十二月
   ふるさと百選選定事業瑞穂地区実行委員会

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ここも市河氏関連の史跡になるのですね。

土塁にから外を見ると田んぼです。堀跡ということですが、こちらは明確にはわかりません。

0517-03.jpg

館内にあたる場所は畑になっていました。内からだと、土塁は高くないです。

遺構が大切にされて、ずっと残っていくといいですね。

0517-04.jpg
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