0594平倉城(長野県) [城印象記]
長野県北安曇郡小谷村中谷平倉山の平倉城(別名小谷城)を紹介します。
城は平倉山になります。
国道148号線(千国街道)のトンネルの間にある小谷温泉口を東に折れ、二つトンネルをくぐり200mほど東進し左折します。角には案内板があります。
案内に従って進んでください。途中切った屋敷脇を通り、山道を登っていくと遊歩道入口があります。その向かいには車が停められるスペースがあります。
この登山道を進むと神社になりますが、その奥には砂防ダムと川があります。そこにかかった小さな木橋を渡って下さい。いよいよ本格的に山登りになります。
道がついているので登るには心配いりません。15分ほどで鉄塔の建っている出曲輪に着きます。
堀切に土橋がかかった形になっています。
この突端をまずは見学。
そして元のコースに戻り、更に上を目指します。
登ること10分ほどで、ちょっとした平らなところに出ます。人工的な削平地のようで、曲輪ですね。城域突入です。
ここからは、横移動になります。
並行して下には帯曲輪らしきものも見えます。進む右手が頂上です。竪堀らしきものが落ちてきているように見えましたが、いかがでしょうか。
平倉城の中心部に到着しました。
平倉城は頂上ではなく、やや下った山腹に展開しているのです。その方が広い面積が取れるからでしょう。
上は見張り番所的なものでしょう。登るにはひと息あります。
途中堀切が見られたりして、こんなところにも人の手が入っていることに驚きます。
岩がゴツゴツした細尾根でした。
「平倉山頂上八二四米」
眺望はいいです。けど、冬は寒さが厳しいだろうなと思う頂上です。
さて、頂上付近を楽しみ、案内板のある中心部に戻ると、いよいよここからが本格的な城探索になります。
この先、南尾根に段状に曲輪が連なっているのです。
かなりの勢いで下っています。距離もあります。
段になっているのがわかるでしょうか。
写真ではわかりにくいものです。が、現場では手持ちの縄張図と照合したりして、遺構具合を楽しみます。城がぐっとわかる瞬間です。そんなひと時が楽しいものです。
どうやらこの斜面が大手筋のようですが、するとものすごい堅固な守りですね。敵を倒しながら、この斜面を進軍してくるなんて考えられない気がします。
途中には井戸の遺構も見られます。
下りきると笹薮になった割と広い曲輪があります。
笹薮で遺構は確認しづらいですが、城域としては先端部になるのでしょうか。
その先の少し高くなった突端部まで行きました。
その先は、崩れていて断崖のようでした。
降りたなら戻らないといけません。これがやっかいですね。もう一度、曲輪をおさらいしながら登ります。
両脇に土塁があって、その間に段をつけているように感じられました。
こんな北の人里離れた場所になかなかの城郭があるものですね。すごいものです。しっかり、満喫してきました。
少し離れた場所から、平倉城の遠望です。
城は平倉山になります。
国道148号線(千国街道)のトンネルの間にある小谷温泉口を東に折れ、二つトンネルをくぐり200mほど東進し左折します。角には案内板があります。
案内に従って進んでください。途中切った屋敷脇を通り、山道を登っていくと遊歩道入口があります。その向かいには車が停められるスペースがあります。
この登山道を進むと神社になりますが、その奥には砂防ダムと川があります。そこにかかった小さな木橋を渡って下さい。いよいよ本格的に山登りになります。
道がついているので登るには心配いりません。15分ほどで鉄塔の建っている出曲輪に着きます。
堀切に土橋がかかった形になっています。
この突端をまずは見学。
そして元のコースに戻り、更に上を目指します。
登ること10分ほどで、ちょっとした平らなところに出ます。人工的な削平地のようで、曲輪ですね。城域突入です。
ここからは、横移動になります。
並行して下には帯曲輪らしきものも見えます。進む右手が頂上です。竪堀らしきものが落ちてきているように見えましたが、いかがでしょうか。
平倉城の中心部に到着しました。
平倉城は頂上ではなく、やや下った山腹に展開しているのです。その方が広い面積が取れるからでしょう。
上は見張り番所的なものでしょう。登るにはひと息あります。
途中堀切が見られたりして、こんなところにも人の手が入っていることに驚きます。
岩がゴツゴツした細尾根でした。
「平倉山頂上八二四米」
眺望はいいです。けど、冬は寒さが厳しいだろうなと思う頂上です。
さて、頂上付近を楽しみ、案内板のある中心部に戻ると、いよいよここからが本格的な城探索になります。
この先、南尾根に段状に曲輪が連なっているのです。
かなりの勢いで下っています。距離もあります。
段になっているのがわかるでしょうか。
写真ではわかりにくいものです。が、現場では手持ちの縄張図と照合したりして、遺構具合を楽しみます。城がぐっとわかる瞬間です。そんなひと時が楽しいものです。
どうやらこの斜面が大手筋のようですが、するとものすごい堅固な守りですね。敵を倒しながら、この斜面を進軍してくるなんて考えられない気がします。
途中には井戸の遺構も見られます。
下りきると笹薮になった割と広い曲輪があります。
笹薮で遺構は確認しづらいですが、城域としては先端部になるのでしょうか。
その先の少し高くなった突端部まで行きました。
その先は、崩れていて断崖のようでした。
降りたなら戻らないといけません。これがやっかいですね。もう一度、曲輪をおさらいしながら登ります。
両脇に土塁があって、その間に段をつけているように感じられました。
こんな北の人里離れた場所になかなかの城郭があるものですね。すごいものです。しっかり、満喫してきました。
少し離れた場所から、平倉城の遠望です。
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