0639印象に残ったお城2015年上期
昨年(2014年上期・2014年下期)もまとめてみたのですが、今回も振り返ってみようと思います。2015年訪城した印象に残ったもの、どうぞ。
まず、最初は2015年城初めに訪れた、石飛城です。地元三河の足助の山奥で、比高190ｍという山城。遺構は乏しくマイナーな山城ですが、こういうお城も攻略していきたいということで登りました。
印象記を書いています。
情報もほとんどない中、薮をかき分け、激しく直登しました。明瞭な遺構とは言い難いものでしたが、ああお城だと思った瞬間の感動は強いものでした。
次に思い出深いのは伊坂城です。高速道路建設のため遺構が壊されると聞きました。残念ながらその最後の調査の現説にも行けず、最後の姿を見たいなと思って立ち寄ったところ、なんとか見ることができました。工事着手直前というタイミングです。草木はなく表層があらわになった姿は哀愁迫るものでした。
以前訪れた伊坂城は薮でよくわからなかったのですが、皮肉なものですね。しっかりと目に焼き付けてきました。
埋蔵文化財センターによる伊坂城の説明会がその後あり、その講演を聞いたものをまとめています。参考にどうぞ。
0534公開講座「発掘された伊坂城」を聞きました
同じく１月から和佐山城をエントリーしました。この和歌山の城めぐりも、いい城にいっぱい出会えたので、ひとつはあげておきたいです。なかでも本格的な山城で、しっかり縄張を堪能してきた和佐山城がよかったですね。
ちょっとバランスの悪いものになってしまいましたが、仕方ありません。２月は比叡山に行き感銘を受けたのですが、城ではないので取り上げません。
３月に３週連続のオフをしました。たまたま、つながってしまったのですが、けっこう大変でした。
そのひとつは２泊３日で近くの城を案内したのですが、そのなかで妻木城が良かったです。ここも再訪ですが、前に行った時は何を見てたんだろうと思うくらい新鮮に驚きました。
こうしてみると、特に山城などは、10年20年前の印象とはガラっと変わってしまうものなんですね。
そしてその３週連続のオフで案内をいただいたなかで、群馬県南牧村の熊倉城は忘れがたいですね。ここは険しい山で、登城そのものが、とても危険な状況。
しかし山の背後から尾根にでて、スルリと登ってしまいました。
こういう城を勧めていいのか、そんな議論があったりして、いろいろ考えさせられた登城体験でした。
遺構は見るべきものはないけど、峻厳な巌は、比高以上に高さを感じさせ、天然の要害でした。
ＧＷは新潟・山形・秋田へ行きました。そこでの城も、数々の名城があっていいものがゴロゴロでてきます。大葉沢城、中山城、左沢城、湯沢城。
その中からひとつだけとして、最後の檜山城をあげておきます。
広い城域でした。夕暮れの迫る中走り回りました。ここまで来た、そんな思いも重ねてのエントリーです。
ああ、遠征っていいですね。
夢のまた夢と言っていた贄川城へも行ってきました。標高1760ｍと日本一高所にある城と言われてます。伝説の城であり、確証はないそうですが、一度は行ってみたいと思ってました。その念願がかなったわけです。
行きに５時間を要してしまい、大変でした。ほとんど登山でした。
城は、遺構の乏しいもので、やはり？がつくような状態でしたが、行ったという到達感は味わえました。嬉しかったです。
そして前半の最後を締めくくるのは６月の八丈島でしょう。ここでのお城ということで、城山城を訪れました。資料がほとんど入手できなかったので、まぼろしの城という感じでした。ここも城としては？がつくようなところでしたが、よくぞそこまで藪漕ぎしてきたか、と思うと忘れられない城です。
八丈城山城の印象記もあります。
このエントリーを並べて、強烈な印象があるものの、お城としてはどうなの、写真映えもイマイチ、そんな気がしてしまいました。どうもゲテモノ好きみたいなラインアップ。そこで、上期遺構Ｎｏ１はという観点で見直してみました。
やっぱり、ここでしょう。大葉沢城の連続畝堀です。
わかりにくい土の城でありながら、これだけ明瞭に、しかも圧倒的な数。ここの畝堀はすごかったです。
上期のラストは大葉沢城で締めくくりましょう。
まず、最初は2015年城初めに訪れた、石飛城です。地元三河の足助の山奥で、比高190ｍという山城。遺構は乏しくマイナーな山城ですが、こういうお城も攻略していきたいということで登りました。
印象記を書いています。
情報もほとんどない中、薮をかき分け、激しく直登しました。明瞭な遺構とは言い難いものでしたが、ああお城だと思った瞬間の感動は強いものでした。
次に思い出深いのは伊坂城です。高速道路建設のため遺構が壊されると聞きました。残念ながらその最後の調査の現説にも行けず、最後の姿を見たいなと思って立ち寄ったところ、なんとか見ることができました。工事着手直前というタイミングです。草木はなく表層があらわになった姿は哀愁迫るものでした。
以前訪れた伊坂城は薮でよくわからなかったのですが、皮肉なものですね。しっかりと目に焼き付けてきました。
埋蔵文化財センターによる伊坂城の説明会がその後あり、その講演を聞いたものをまとめています。参考にどうぞ。
0534公開講座「発掘された伊坂城」を聞きました
同じく１月から和佐山城をエントリーしました。この和歌山の城めぐりも、いい城にいっぱい出会えたので、ひとつはあげておきたいです。なかでも本格的な山城で、しっかり縄張を堪能してきた和佐山城がよかったですね。
ちょっとバランスの悪いものになってしまいましたが、仕方ありません。２月は比叡山に行き感銘を受けたのですが、城ではないので取り上げません。
３月に３週連続のオフをしました。たまたま、つながってしまったのですが、けっこう大変でした。
そのひとつは２泊３日で近くの城を案内したのですが、そのなかで妻木城が良かったです。ここも再訪ですが、前に行った時は何を見てたんだろうと思うくらい新鮮に驚きました。
こうしてみると、特に山城などは、10年20年前の印象とはガラっと変わってしまうものなんですね。
そしてその３週連続のオフで案内をいただいたなかで、群馬県南牧村の熊倉城は忘れがたいですね。ここは険しい山で、登城そのものが、とても危険な状況。
しかし山の背後から尾根にでて、スルリと登ってしまいました。
こういう城を勧めていいのか、そんな議論があったりして、いろいろ考えさせられた登城体験でした。
遺構は見るべきものはないけど、峻厳な巌は、比高以上に高さを感じさせ、天然の要害でした。
ＧＷは新潟・山形・秋田へ行きました。そこでの城も、数々の名城があっていいものがゴロゴロでてきます。大葉沢城、中山城、左沢城、湯沢城。
その中からひとつだけとして、最後の檜山城をあげておきます。
広い城域でした。夕暮れの迫る中走り回りました。ここまで来た、そんな思いも重ねてのエントリーです。
ああ、遠征っていいですね。
夢のまた夢と言っていた贄川城へも行ってきました。標高1760ｍと日本一高所にある城と言われてます。伝説の城であり、確証はないそうですが、一度は行ってみたいと思ってました。その念願がかなったわけです。
行きに５時間を要してしまい、大変でした。ほとんど登山でした。
城は、遺構の乏しいもので、やはり？がつくような状態でしたが、行ったという到達感は味わえました。嬉しかったです。
そして前半の最後を締めくくるのは６月の八丈島でしょう。ここでのお城ということで、城山城を訪れました。資料がほとんど入手できなかったので、まぼろしの城という感じでした。ここも城としては？がつくようなところでしたが、よくぞそこまで藪漕ぎしてきたか、と思うと忘れられない城です。
八丈城山城の印象記もあります。
このエントリーを並べて、強烈な印象があるものの、お城としてはどうなの、写真映えもイマイチ、そんな気がしてしまいました。どうもゲテモノ好きみたいなラインアップ。そこで、上期遺構Ｎｏ１はという観点で見直してみました。
やっぱり、ここでしょう。大葉沢城の連続畝堀です。
わかりにくい土の城でありながら、これだけ明瞭に、しかも圧倒的な数。ここの畝堀はすごかったです。
上期のラストは大葉沢城で締めくくりましょう。
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