0834閼伽井坊多宝塔(重文) [和塔]
山口県下松市花岡戌町に花岡八幡宮がある。
ここの閼伽井(あかい)坊に多宝塔がある。
こけら葺の古めかしい木肌の建造物であるが華やかな感じを受ける。上の2階部分が高く、2層目の屋根が大きく、やや反りが入っているためであろうか。
重要文化財
閼伽井坊塔婆(多宝塔)
この塔は、藤原鎌足公が建立したと伝えられ日本十六塔の一つで、現存のものは室町中期に再建された繊麗な手法をもつ優美な建造物である。三間四方の二重塔婆で総高13.7m、屋根はこけら葺で塔の周囲に回縁をつけ斗きょう間には装飾蟇又を用いている。また内部の四天柱には、天井長押をめぐらし鏡天井で須弥壇は簡素であるが古制を遺している。
本尊としては、金剛界大日如来像が安置されている。
建物の外部も形態がよく整い、厳島神社の多宝塔などの現存された他の多宝塔と比べて遜色がない。
昭和25年8月29日 重要文化財指定
追加指定 棟札五枚
重修復 元禄十三年辰年 (1700年)
修 復 享保八癸卯年 (1723年)
重修復 延享元甲子年 (1744年)
重修復 宝暦七丁丑年 (1757年)
葺 替 安永六丁酉年 (1777年)
この棟札は、江戸時代に多宝塔の修復工事が行われた時の記録で、当時の執政、郡吏、宮司、住職及び大工庄屋等の名が記されている。
昭和54年3月3日 追加指定
下松市教育委員会
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陽射しの加減を避けて横から撮ってみる。木組みの様子がよくわかるだろうか。
蟇又あたりの木組みが面白い。
本堂のあたりから眺めおろした。こけら葺の屋根の、なんとも言えないカーブが良かった。
城めぐりの合間だったが、立ち寄ってよかった和塔だった。
ここの閼伽井(あかい)坊に多宝塔がある。
こけら葺の古めかしい木肌の建造物であるが華やかな感じを受ける。上の2階部分が高く、2層目の屋根が大きく、やや反りが入っているためであろうか。
重要文化財
閼伽井坊塔婆(多宝塔)
この塔は、藤原鎌足公が建立したと伝えられ日本十六塔の一つで、現存のものは室町中期に再建された繊麗な手法をもつ優美な建造物である。三間四方の二重塔婆で総高13.7m、屋根はこけら葺で塔の周囲に回縁をつけ斗きょう間には装飾蟇又を用いている。また内部の四天柱には、天井長押をめぐらし鏡天井で須弥壇は簡素であるが古制を遺している。
本尊としては、金剛界大日如来像が安置されている。
建物の外部も形態がよく整い、厳島神社の多宝塔などの現存された他の多宝塔と比べて遜色がない。
昭和25年8月29日 重要文化財指定
追加指定 棟札五枚
重修復 元禄十三年辰年 (1700年)
修 復 享保八癸卯年 (1723年)
重修復 延享元甲子年 (1744年)
重修復 宝暦七丁丑年 (1757年)
葺 替 安永六丁酉年 (1777年)
この棟札は、江戸時代に多宝塔の修復工事が行われた時の記録で、当時の執政、郡吏、宮司、住職及び大工庄屋等の名が記されている。
昭和54年3月3日 追加指定
下松市教育委員会
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陽射しの加減を避けて横から撮ってみる。木組みの様子がよくわかるだろうか。
蟇又あたりの木組みが面白い。
本堂のあたりから眺めおろした。こけら葺の屋根の、なんとも言えないカーブが良かった。
城めぐりの合間だったが、立ち寄ってよかった和塔だった。
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