0293雑賀埼灯台 [灯台]
和歌山市和歌浦の雑賀崎に雑賀埼灯台がある。
その昔、友達と和歌山へ来て、和歌浦ということでこのあたりのホテルに泊まったことがある。当時も相当さびれていて驚いたものだが、旧態然とした観光地は更にさびれていて、そのホテルももう廃業されたようだった。
もう観光地の様子は留めてない。そんな岬の駐車場に車を停める。
いきなりどこから現れたのか怪しげな男から300円と言われて驚いた。駐車料金を取るらしい。がらんとした駐車場に車が1台。領収書も何もないという。何かのたかりかと思ったほどだった。
よく見ると、こんな看板があった。
やられたな、って気分だった。が、初老のその男はぶらぶら歩いている。日がなこんなことをしているのだろうか、ご苦労さんなことだ。旧態然とした観光地がさびれていくのがよくわかる。
気を取り直して、雑賀埼灯台へ向かう。
1960年にできた灯台で、比較的新しい灯台だ。灯台50選に数えられるほどのものではないが、展望台とミックスされた形は珍しい。当然のことながら、眺望がいい。
灯台の高さは14mだが、灯火は海面より75.7mの位置にある。
断崖に立つ白亜の灯台はいいものだ。
このあたりは瀬戸内海国立公園和歌の浦海岸で、昔からの景勝地になる。「鷹ノ巣」と記された碑がある。
なおこの地には、Wikipediaにも書かれ、一般的に雑賀崎城があった場所と言われる。しかし、和歌山城郭研究によると雑賀崎城は旧雑賀崎小学校(現沖見の里)あたりになるそうだ。「雑賀崎では伝承が薄れつつあり、所在地が曖昧になる恐れがある。左に今後のために伝承地を詳細に記す」とあるが、既に誤解が喧伝されている。私もひっかかった口で、城友達から教えていただいた。
開発で環境変化も著しいようだが、まだまだ素晴らしい景色が広がる。
夕焼けにまにあってよかった。
右から大島、中ノ島、双子島と並び、遠方にかすんで見えるのは淡路島だろう。夕凪の海に、船が時折動いていく。
忙しい旅だったけど、こういう時間っていいよね。こういう時間が持てるような旅がしたいよね。
実際は、写真を撮ったり、スマホをいじったりで、けっこう忙しくしていたような気もするけど。そろそろ、日没も近い。陽もまぶしさを失くして、オレンジの点のようになってきた。
見上げた灯台もなかなかいい。
陽が沈んでしまった。30分ほど展望台にいたが、ひとりっきりから10名ほどに膨れ上がったギャラリーも次々に帰っていく。あとはカップルを残すのみ。
夜景もいいかも知れないなぁと思いながらも、帰路に着いた。
その昔、友達と和歌山へ来て、和歌浦ということでこのあたりのホテルに泊まったことがある。当時も相当さびれていて驚いたものだが、旧態然とした観光地は更にさびれていて、そのホテルももう廃業されたようだった。
もう観光地の様子は留めてない。そんな岬の駐車場に車を停める。
いきなりどこから現れたのか怪しげな男から300円と言われて驚いた。駐車料金を取るらしい。がらんとした駐車場に車が1台。領収書も何もないという。何かのたかりかと思ったほどだった。
よく見ると、こんな看板があった。
やられたな、って気分だった。が、初老のその男はぶらぶら歩いている。日がなこんなことをしているのだろうか、ご苦労さんなことだ。旧態然とした観光地がさびれていくのがよくわかる。
気を取り直して、雑賀埼灯台へ向かう。
1960年にできた灯台で、比較的新しい灯台だ。灯台50選に数えられるほどのものではないが、展望台とミックスされた形は珍しい。当然のことながら、眺望がいい。
灯台の高さは14mだが、灯火は海面より75.7mの位置にある。
断崖に立つ白亜の灯台はいいものだ。
このあたりは瀬戸内海国立公園和歌の浦海岸で、昔からの景勝地になる。「鷹ノ巣」と記された碑がある。
なおこの地には、Wikipediaにも書かれ、一般的に雑賀崎城があった場所と言われる。しかし、和歌山城郭研究によると雑賀崎城は旧雑賀崎小学校(現沖見の里)あたりになるそうだ。「雑賀崎では伝承が薄れつつあり、所在地が曖昧になる恐れがある。左に今後のために伝承地を詳細に記す」とあるが、既に誤解が喧伝されている。私もひっかかった口で、城友達から教えていただいた。
開発で環境変化も著しいようだが、まだまだ素晴らしい景色が広がる。
夕焼けにまにあってよかった。
右から大島、中ノ島、双子島と並び、遠方にかすんで見えるのは淡路島だろう。夕凪の海に、船が時折動いていく。
忙しい旅だったけど、こういう時間っていいよね。こういう時間が持てるような旅がしたいよね。
実際は、写真を撮ったり、スマホをいじったりで、けっこう忙しくしていたような気もするけど。そろそろ、日没も近い。陽もまぶしさを失くして、オレンジの点のようになってきた。
見上げた灯台もなかなかいい。
陽が沈んでしまった。30分ほど展望台にいたが、ひとりっきりから10名ほどに膨れ上がったギャラリーも次々に帰っていく。あとはカップルを残すのみ。
夜景もいいかも知れないなぁと思いながらも、帰路に着いた。
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