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0305岩倉城(和歌山県) [城印象記]

和歌山県橋本市隅田町垂井の岩倉城を紹介します。



舌状尾根の先端に位置します。地図をよく見ると背後の尾根に道路があり、すぐ行けそうです。楽をしようと、そちらから向かったのですが行けませんでした。結果から言えば、すぐそばまで行ってたのです。(わかってしまった後では容易いことなのですが。) しかし、藪が視界をふさぎ、位置に自信が持てなかったので山を下れませんでした。

再度ふもとから登りなおしました。比高は45mですから、それほど大変ではありません。バイパス道下の道が広い部分の余白地に停め、バス亭を越え、城を目指します。別名隅田城という岩倉城のふもとには、ご子孫という隅田さん宅もありました。

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きちんと探し当てれるか不安でしたが、それとなくついている道の部分を登ると城にたどり着けます。空堀が迎えてくれます。まちがいなく城です。この瞬間が嬉しいですね。

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詳細は不明ながら、隅田党の本拠地として鎌倉時代から存在したようである。南北朝騒乱時には、南朝方として北朝と戦ったそうだ。また、信長に従い高野山攻めをしたり、秀吉に付いたりしたそうだ。

そんな歴史を秘めてか、立派な城址碑が建っていた。

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曲輪は広いが単郭のようだ。しかし、そのまわりにはしっかりと堀が囲んでいる。その遺構がよく残っていて見応えがありました。

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一番奥に行って藪を透かして見ると、先程あのあたりまで来たのじゃないかと思えた。しかし、踏み込めないものだ。

でも、今なら踏み込めるか。

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おかげで全体の地形がよくわかった。今見ると、よく遺構が残っているから、ここに城跡があったことは間違いないのだが、なんとなく相応しくない場所に思えた。

例えば丸高稲荷神社のあるピークなどは適地に思えるのだがどうだろう。眺望も効くし、段状の削平地というべき地形が続いている。

彷徨ったおかげで、あれこれ考える機会が出来てよかったです。

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