0671柏洞砦(愛知県) [城印象記]
愛知県豊田市大野瀬町ミヤノ洞の柏洞城を紹介します。
県境になる御殿山の頂上に築かれた砦です。こんな砦があることは「史跡散策愛知の城」などにより知ってはいました。いつか自分も、県内の城くらいは全踏破したいと思っていましたので、いつかはこんな砦も登ろうとは思っていました。が、いざ登ろうとすると、おっかなくなるくらいの山です。
国土地理院地図で見ると登り口(+印)は標高524m、柏洞砦(矢印)は標高791mで比高267mになります。
国道153号線から坂になった枝道に入ります。ここは大野瀬配水場があるところです。この付近の余白地に車は停めました。
そこへ沢が流れ込んでいますが、まずはその横を登り始めます。ちょうど治水工事を行なっていたので、しっかりした道があります。けど、道はすぐ進めなくなります。
その沢に対してほぼ直角に左手から沢が流れ込んでいますが、この沢方面を登ります。沢の左手には尾根が降りてきてます。この尾根先に登り、ここをひたすら一直線に高いところを目指しました。
道みたいに見える尾根筋ですが、特に道はありません。それなりの距離と比高があることは覚悟して登りましたが、途中は急勾配の連続です。
人里離れているので、心細いです。地図を読み違えてはいないか、それにはかなり気を遣いました。ただほぼ一直線の登りであり、迷いようもありません。
岩場が見えてきました。どうやら、城域の突端のようです。
あまり人口的な作りは感じません。けど、どうでしょう、背後は岩盤をくりぬいたような堀切になっていました。柏洞砦でもっとも人口的な作りを感じました。
高いところに来ているので、ひやりとします。慎重に足を進め、岩場を通り抜けました。
自然的な感じもなくはないですが、しかし、こうして少し離れて振り返ると二重堀切のように見え、恰好いいですね。
更に高い主郭を目指します。
高く登り詰めますが、とくに人工的な作りを感じません。
しかし、比高感はたっぷりあります。それだから、砦としての役目は充分果たせるのでしょう。
岩山のような頂上が主郭です。広い削平地はありません。ゴツゴツした地形は、それなりに防御にも利用し得たのでしょうか。
展望はいいです。
この主郭の下に、岩山の壁面を利用して山の神を祀った祠があります。
そして反対側には風の神の祠があります。
その名がわかるのは、説明板が立っていたからですが、この説明板がけっこう新しいです。下の集落の方が定期的に登られているのでしょう。その敬虔な思いに驚かされました。
町から来た私は勝手に、人跡果てた深山の奥に、などと思ってしまいますが、山の人にとっては、案外身近で大切な地点なのかもしれません。
せっかく登ったのだからと、頂上付近では割とゆっくりしました。
尾根伝いにさらに奥の頂まで足を運びました。
長細いけっこうな平らな部分がありました。城砦として何かしら利用されたのかもしれません。しかし、途中には堀切もなく、何ら遺構めいたものはありません。
それらは、やはり城砦らしくありません。
人口的な部分が見当たらないと思うものの、やはり頂上、主郭付近は、城砦らしい雰囲気がありました。
踏破したなぁと満足できるものでした。
登るのに1時間ほどかかりました。山が深いので登られる方は充分気を付けてください。
降りてきて、ほっとしました。
ちょっと山頂の砦方面が見えないですかね。山容を撮影できなかったのは、残念です。
県境になる御殿山の頂上に築かれた砦です。こんな砦があることは「史跡散策愛知の城」などにより知ってはいました。いつか自分も、県内の城くらいは全踏破したいと思っていましたので、いつかはこんな砦も登ろうとは思っていました。が、いざ登ろうとすると、おっかなくなるくらいの山です。
国土地理院地図で見ると登り口(+印)は標高524m、柏洞砦(矢印)は標高791mで比高267mになります。
国道153号線から坂になった枝道に入ります。ここは大野瀬配水場があるところです。この付近の余白地に車は停めました。
そこへ沢が流れ込んでいますが、まずはその横を登り始めます。ちょうど治水工事を行なっていたので、しっかりした道があります。けど、道はすぐ進めなくなります。
その沢に対してほぼ直角に左手から沢が流れ込んでいますが、この沢方面を登ります。沢の左手には尾根が降りてきてます。この尾根先に登り、ここをひたすら一直線に高いところを目指しました。
道みたいに見える尾根筋ですが、特に道はありません。それなりの距離と比高があることは覚悟して登りましたが、途中は急勾配の連続です。
人里離れているので、心細いです。地図を読み違えてはいないか、それにはかなり気を遣いました。ただほぼ一直線の登りであり、迷いようもありません。
岩場が見えてきました。どうやら、城域の突端のようです。
あまり人口的な作りは感じません。けど、どうでしょう、背後は岩盤をくりぬいたような堀切になっていました。柏洞砦でもっとも人口的な作りを感じました。
高いところに来ているので、ひやりとします。慎重に足を進め、岩場を通り抜けました。
自然的な感じもなくはないですが、しかし、こうして少し離れて振り返ると二重堀切のように見え、恰好いいですね。
更に高い主郭を目指します。
高く登り詰めますが、とくに人工的な作りを感じません。
しかし、比高感はたっぷりあります。それだから、砦としての役目は充分果たせるのでしょう。
岩山のような頂上が主郭です。広い削平地はありません。ゴツゴツした地形は、それなりに防御にも利用し得たのでしょうか。
展望はいいです。
この主郭の下に、岩山の壁面を利用して山の神を祀った祠があります。
そして反対側には風の神の祠があります。
その名がわかるのは、説明板が立っていたからですが、この説明板がけっこう新しいです。下の集落の方が定期的に登られているのでしょう。その敬虔な思いに驚かされました。
町から来た私は勝手に、人跡果てた深山の奥に、などと思ってしまいますが、山の人にとっては、案外身近で大切な地点なのかもしれません。
せっかく登ったのだからと、頂上付近では割とゆっくりしました。
尾根伝いにさらに奥の頂まで足を運びました。
長細いけっこうな平らな部分がありました。城砦として何かしら利用されたのかもしれません。しかし、途中には堀切もなく、何ら遺構めいたものはありません。
それらは、やはり城砦らしくありません。
人口的な部分が見当たらないと思うものの、やはり頂上、主郭付近は、城砦らしい雰囲気がありました。
踏破したなぁと満足できるものでした。
登るのに1時間ほどかかりました。山が深いので登られる方は充分気を付けてください。
降りてきて、ほっとしました。
ちょっと山頂の砦方面が見えないですかね。山容を撮影できなかったのは、残念です。
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