0679川手秋葉砦(愛知県) [城印象記]
愛知県豊田市川手町ノマキの川手秋葉砦を紹介します。
目印になるものが少ないのでザクっと印をつけてしまいました。国土地理院地図で見るとこの+印のある559mの山頂です。矢印のあたりの余白地に車を停めほぼ直登でまず483.7mの尾根まで登りました。道はありません。
停めたあたりを計測すると313mなので、比高246mになります。そんな中をひたすら斜面を登るのはきつかったです。
木が植わっている斜面だったので滑落の不安はありません。途中で鉄塔ラインを越えます。
道のない山の中を歩けるのもGPSスマホマップ地図ロイドのお陰ですかね。
483.7mの尾根についてからは、それとなく道がついていて山頂へと近づけます。そしていよいよ山頂かと思うあたりで、ぐっと急坂が迫ります。
そこを登り切ると削平された細長い尾根、曲輪です。この明らかに違う調子に城域にたどり着いたことを知ります。ほっとひと息です。
そしてその先には秋葉神社の祠が祀られていました。秋葉神社跡の木札も建っていましたから本体は里に下されているのかもしれませんが、祠があり、場所に間違いないことが確認できます。
背後には土塁があり、前面は段になっており、下に帯曲輪がありました。
ただこれらは、特に土塁は神社の名残りらしいです。主郭でも土塁が見られないというのに、ここに土塁があるのが不自然です。およそ祠のための風よけの土塁なのでしょう。
でも、秋葉神社=火の神様=のろしという繋がりがあったと考えられます。としたら、あの土塁を利用した狼煙台があってもおかしくないぞ、と想像をたくましくして見てきました。
先に進みます。主曲輪は若干高くなっています。その間は堀切のようになって見えます。
主郭に入った右です。斜面を見ると切り立っています。あれは曲輪と言っていいかな、と斜面の途中に何かしらあるのを発見しました。が、後でよく見ると縄張図にも書かれていました。
まぁしかし、本当に切り立っています。これなら土塁もいらないのでしょうね。
木がなかったら、のぞき見るのも怖いほどです。こちらは主郭奥です。
この主郭の中ほどには、石積みも見られます。縁の崩れを防ぐためのものでしょう。確かな削平地を広く持って活動しやすくしたのでしょう。
そして、その主郭です。高いところにあることを実感します。
この川手秋葉砦は、川手城または川手古城の間にあって、両城の詰めの城という位置であり、見張りの城砦、狼煙台的な役割をもあったそうです。
遺構的には主郭の左奥の尾根に堀切があります。これが見応えがありそうです。
が、木のないところは草地になって薮化してしまいます。南に下ったやや緩やかな坂の先になります。薮で、ここにたどり着くには苦労しました。もういいかとも思ったけど、そうそう登れる城砦ではありません。頑張ってきました。その割にどうだったのかな、堀切。
そういう薮との戦いもあったりはしましたが、見晴らしもよかったです。
矢作川を見下ろし、その先には美濃の山々が望めます。
そして、反対側は名倉川の向こうにある峯山砦なのでしょう。
山田氏が支配した城砦ネットワークにも思いを馳せるのでした。
目印になるものが少ないのでザクっと印をつけてしまいました。国土地理院地図で見るとこの+印のある559mの山頂です。矢印のあたりの余白地に車を停めほぼ直登でまず483.7mの尾根まで登りました。道はありません。
停めたあたりを計測すると313mなので、比高246mになります。そんな中をひたすら斜面を登るのはきつかったです。
木が植わっている斜面だったので滑落の不安はありません。途中で鉄塔ラインを越えます。
道のない山の中を歩けるのもGPSスマホマップ地図ロイドのお陰ですかね。
483.7mの尾根についてからは、それとなく道がついていて山頂へと近づけます。そしていよいよ山頂かと思うあたりで、ぐっと急坂が迫ります。
そこを登り切ると削平された細長い尾根、曲輪です。この明らかに違う調子に城域にたどり着いたことを知ります。ほっとひと息です。
そしてその先には秋葉神社の祠が祀られていました。秋葉神社跡の木札も建っていましたから本体は里に下されているのかもしれませんが、祠があり、場所に間違いないことが確認できます。
背後には土塁があり、前面は段になっており、下に帯曲輪がありました。
ただこれらは、特に土塁は神社の名残りらしいです。主郭でも土塁が見られないというのに、ここに土塁があるのが不自然です。およそ祠のための風よけの土塁なのでしょう。
でも、秋葉神社=火の神様=のろしという繋がりがあったと考えられます。としたら、あの土塁を利用した狼煙台があってもおかしくないぞ、と想像をたくましくして見てきました。
先に進みます。主曲輪は若干高くなっています。その間は堀切のようになって見えます。
主郭に入った右です。斜面を見ると切り立っています。あれは曲輪と言っていいかな、と斜面の途中に何かしらあるのを発見しました。が、後でよく見ると縄張図にも書かれていました。
まぁしかし、本当に切り立っています。これなら土塁もいらないのでしょうね。
木がなかったら、のぞき見るのも怖いほどです。こちらは主郭奥です。
この主郭の中ほどには、石積みも見られます。縁の崩れを防ぐためのものでしょう。確かな削平地を広く持って活動しやすくしたのでしょう。
そして、その主郭です。高いところにあることを実感します。
この川手秋葉砦は、川手城または川手古城の間にあって、両城の詰めの城という位置であり、見張りの城砦、狼煙台的な役割をもあったそうです。
遺構的には主郭の左奥の尾根に堀切があります。これが見応えがありそうです。
が、木のないところは草地になって薮化してしまいます。南に下ったやや緩やかな坂の先になります。薮で、ここにたどり着くには苦労しました。もういいかとも思ったけど、そうそう登れる城砦ではありません。頑張ってきました。その割にどうだったのかな、堀切。
そういう薮との戦いもあったりはしましたが、見晴らしもよかったです。
矢作川を見下ろし、その先には美濃の山々が望めます。
そして、反対側は名倉川の向こうにある峯山砦なのでしょう。
山田氏が支配した城砦ネットワークにも思いを馳せるのでした。
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