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0778弘前城その2(青森県) [城印象記]

現存天守は東日本では弘前城くらい、ということで弘前城天守はモテモテなのではあるが、弘前城の魅力はそれだけじゃないと思う。皆が、天守しか気にかけないのが、むしろじれったい。

気になる天守のことをまずは書いたが、どうも片手落ちなのでその他についても、言及しておきたい。

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弘前公園でいただいたパンフレットをスキャンしたものである。

広い城域と堀と土塁がよく残るということはさておき、3つの現存櫓と5つの現存門が残っており、いずれも国の重要文化財に指定されている。

まずは未申櫓。

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そして丑寅櫓。

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最後に辰巳櫓。

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いずれも天守と同じ三層で、少しそっけないと思うものの、天守と同じように美しい。同じようにと、堀越しに外側から撮って並べた。未申櫓は、何とか見れる範囲といって良かろう。しかし、丑寅櫓はどうしても木々が入り込んでしまって、スッキリ撮れない。辰巳櫓に至ってはどうにもならなかった。

辰巳櫓はむしろ内部の曲輪から撮ったものの方が、建物としてはよくわかる。

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けど、こんな程度。重文指定を受けながらも、実にぞんざいに扱われている感じがしてしまう。

5つの現存門はまずは東門。
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そして東内門。

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南にある追手門。

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それから南内門。

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北の四の丸にある北門。

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いずれも同じように外側から撮ったものである。

他の東北の城でも感じたのであるが、ひときわ城門が立派に感じた。これは、豪雪対策とかに関係するのだろうか。

弘前城の5つの城門も立派で、こんな遺構がひとつあるだけで大感激してしまうほどのものだと思う。それが5つもあるのだ。天守もさることながら、やっぱり弘前城はすごいものだなぁと、カメラを手に必死になって歩き回ってきた。

しかし、粗略な扱いを受けている櫓に、ただ通り過ぎるだけの城門。お城公園ながらも、この多くの人たちの見ているのは桜で、桜メインの公園だというのを強く感じた。

天守がもとの天守台の石垣に戻る頃には、もう少し全体的にお城遺構を意識した整備がされるといいな。そんなことを願わずにいられなかった。

(こちらは本丸未申櫓跡。かつて五層の天守があったという。)

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