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0960岩櫃城(群馬県) [城印象記]

群馬県吾妻郡東吾妻町原町平沢の岩櫃城を紹介します。

岩櫃山北東に伸びる尾根にあります。



岩櫃山は標高800mほどの山ですが、むき出しの岩場が前面に迫り、独特な迫力があります。

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しかし、ここの山頂に城があったわけではありません。中腹です。

大河「真田丸」の影響もあって、観光客が詰め掛けていました。駐車場もあり、主郭に行くまでの道は整備され、行きやすくなっていました。案内所もあります。

登城口です。

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 岩櫃城  東吾妻町指定史跡

 岩櫃城は岩櫃山(標高802m)の中腹東面に築かれた典型的な中世の山城であり、山頂より約200m低い場所に本丸・二の丸・中城があり、これらを中心に広い範囲で竪堀や曲輪が点在します。

 岩櫃城はその築城時期や築城者については定かではありませんが、文献によれば南北朝の時代に初めて岩櫃城主吾妻太郎行盛の名が登場します。行盛は、南北方の豪族里見氏に攻められ自殺したと伝えられます。その後行盛の子、憲行が関東管領上杉氏の支援によって岩櫃城を奪回し、その後、斉藤越前守憲広(基国)まで六代にわたる東吾妻支配の本拠となりました。

 戦国時代の上州は甲斐武田氏、越後上杉氏、小田原北条氏による支配権争いが繰り広げられ、永禄六年(1563)斉藤越前守憲広(基国)の本城であった岩櫃城は武田信玄の家臣である真田幸綱(幸隆)の手によって落城し、武田氏の西上野支配が確立しました。幸綱の推挙により、武田信玄から岩櫃城代に海野長門守幸光が命ぜられ、真田の先兵となり十七年の長きにわたり吾妻の地を守りました。天正九年の海野兄弟誅殺の後、岩櫃城は真田昌幸の嫡男信幸を城代とし、弟である信繁(幸村)がここで一時代を過ごしたとも言われています。

 武田氏の滅亡後この地は真田氏の支配となり、岩櫃城は信州上田城から上州上田城を結ぶ真田道の中間地点として重要な位置を占めることとなりました。

 徳川幕府開設後も吾妻地域は真田氏の支配となりましたが、徳川家康による「一国一城令」に伴い、慶長十二年(1615)頃、真田信幸は城下町を現在の原町に移し岩櫃城を破却し、岩殿城、久能山城と並んび武田の三堅城といわれた岩櫃城も戦国時代の終焉と共にその役割を終えました。

 東吾妻町

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数分歩くと中城に着きます。削平された段が見られます。こういう遺構などは中世城の古いものを感じます。

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道案内に従って登って行きます。本丸250mの案内がありますが、この縦の道は竪堀に築かれています。本丸へ一直線に上がっていきます。

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そして本丸直下に来て、遺構はごちゃごちゃとなっています。折れが入ったりして防衛を考慮したものになっています。

今は、登城道確保のため、遺構の保全も怪しそうです。

左に振って上がりました。虎口跡です。

整備されていません。道をクランクさせて、ここを大手に使っていたのかもしれません。

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ごちゃごちゃとなっていると書いた部分を上から見下ろしました。遠くを見ると高さも充分あることがわかります。

しかし、このごちゃごちゃとした折れ曲がりは、いいものですね。

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本丸はけっこう広いです。そして、本丸の中でも段差があり、機能を考慮して削平地を作っていたのでしょう。

北の縁には、低いながらも土塁が連なっているのがわかります。

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本丸にある岩櫃城の城址碑です。

何もない岩櫃城といって案内されている声が聞かれました。せめてもという思いで立派な碑を建てました、と言っていましたが新しい立派な碑です。

真田ファンとか、岩櫃城にはいろいろと思い入れがある人も多いかと思います。立派な城址碑は嬉しい限りじゃないですか。

ついに来たぞ、そんな心の記念になります。

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一般の観光客が足を運ぶには少し大変かなとも思われる山城です。でも、本物に少しでも触れたい、そんな思いに応えてくれる岩櫃城です。

遺構はよく残っており、観光コースを外れると、未整備のままの遺構を読み取ることができます。

こちらは違う角度の竪堀を降り、振り返ったところです。

素敵な中世山城です。

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