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1032三津城出城(静岡県) [城印象記]

三津城三津城北砦と紹介しました。その尾根をもう少し北に進んだところに、またも城郭遺構と思われる箇所があります。三津城出城と名付け、紹介します。

1032-01.jpg

「410」とあるのが発端丈山山頂であり、三津城です。矢印が三津城北砦で、「+」が三津城出城になります。

(切り出す地図に上手く書き込めなくて、わかりにくくて申し訳ありません。)

しかし不思議なもので、尾根道を歩きながら、同じピークでもただの自然地形だったり、何か人工的に作られた城砦跡だったり、ピンとくるものですね。

1032-02.jpg

堀切です。細い尾根をこのように区切るのは人工的です。堀切が、もっとも城らしさを語ってくれる遺構といえるのでしょうか。

もう少し進んだところにも同じような堀切があります。

1032-03.jpg

横から見たところです。こうして画像で見るとわかりにくいでしょうか。

1032-04.jpg

堀切を越えるとピークになります。石が散乱していました。石積みを意識したのでしょうか。なぜ石が散乱しているのか、よくわかりません。

1032-05.jpg

登り切ってしまうと、その反対が削平地になっていました。振り返ってみたところですが、登ってきたところが高くなっており土塁になっています。

土塁と堀切のセットです。三津城方面を強く警戒しているのですね。

1032-06.jpg

この削平地の北側には帯曲輪のように一段低い箇所が付いていました。木々の隙間から見えます。

1032-07.jpg

降りて横から眺めたところです。段差が明瞭です。

でも、ハイキング道が通っていて、こうなっているのだと思えなくもないですが。判断は難しいところです。

1032-08.jpg

尾根が東方向と北方向に伸びています。

東方向の尾根をみると、こんな具合で、これを削平した曲輪が伸びていると見るかは微妙ですかね。

1032-09.jpg

北方向は、こんな具合です。緩やかなハイキング道にしか見えないですか。

この周辺を出城として見るのは吝かではないと思いますが、しかし、中途半端な感じも受けました。

この緩やかなハイキング道はその先ぐっと下ります。その先が三津新城です。

1032-10.jpg

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