1140伊王島灯台 [灯台]
伊王島灯台にも行ってきた。歴史ある灯台で、景勝地にあり、ここもお勧めしたい灯台のひとつだ。
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こちらも島の先端にある。もっとも、立派な橋がかかっていて、ここでも島をあまり意識することなく訪れることができる。
島の先端ともなると、いつしか交通量は減る。もうそろそろ到着かと思う地点でこんな看板が出ていた。
この分岐からはあとは一本道なのだが、実はまだ進める。灯台周囲は公園になっているのだが、その入口に駐車場はある。紛らわしい案内だ。
入口からは下って灯台に向かうことになる。
正面に小さく灯台が見える。知っている人にとっては感動的なシーンだと思う。高倉健さんの最後の映画になった「あなたへ」、ここがロケ地なのである。
ようやく到着だ。
市指定名勝 伊王島灯台公園
指定年月日 平成17年8月22日
所 在 地 長崎県伊王島町1丁目
所 有 者 長崎市
伊王島灯台公園の一帯は、伊王島灯台をはじめ、旧吏員退息所など灯台関連や江戸時代の台場跡等の遺構が多くある。そこからの眺めは、明治時代に灯台が設置された頃を彷彿とさせ、かつ周辺の景観も含めて秀逸である。
この伊王島灯台は慶応2年(1866)に米・英・仏・蘭の四カ国と改税約書(江戸条約)を結んだ時に全国8ヶ所に設置された灯台の一つである。明治3年(1870)に、明治政府のお雇い外国人R・H ブラントンの設計により、鉄造六角形の第一等不動灯として建設され、鉄造洋式灯台では日本で初めての構造物であった。
昭和20年(1945)原子爆弾の爆風により塔部がゆがみ、現在の鉄筋コンクリート四角形に改築されたが、上部は明治4年(1871)当時のものである。昭和46年(1971)無人灯台となり、自動装置に切り替えられている。
長崎市教育委員会(平成29年設置)
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灯台はあまり高くない。高さ11.5m、ずんぐりとしている。四角くて頑丈な様子だ。
改築により場所を隣に移動させたのだが、もとの位置には基礎石組が残っている。きれいにはめ込まれた石組。しかしこれは明治4年に灯台が建てられる前からあったそうで、江戸時代末には鉄造りの灯台があったそうだ。だから、この石組はその当時のものである。
明治の文明開化で突然始まったのじゃない、既にその前から前段階の技術はあったのだと思うと、感動する。
この灯台の前には真鼻台場があったという。
遺構らしいものもなく、情報不足でよくわからないが、この平場が何か関係するのだろう。
この地が、船舶の航行を抑える拠点として重要だった。
先に展望台があった。
海まではまだかなりある。高台なのだ。
ずんぐりとした灯台ではあるが、海から見れば充分高い。
(海面から灯りの高さは64.4m。)
西の日没は遅いが、もう直に陽が沈む。
晴れていたと思ったが、意外と薄い雲が出ていて、夕陽はにじむようだった。
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こちらも島の先端にある。もっとも、立派な橋がかかっていて、ここでも島をあまり意識することなく訪れることができる。
島の先端ともなると、いつしか交通量は減る。もうそろそろ到着かと思う地点でこんな看板が出ていた。
この分岐からはあとは一本道なのだが、実はまだ進める。灯台周囲は公園になっているのだが、その入口に駐車場はある。紛らわしい案内だ。
入口からは下って灯台に向かうことになる。
正面に小さく灯台が見える。知っている人にとっては感動的なシーンだと思う。高倉健さんの最後の映画になった「あなたへ」、ここがロケ地なのである。
ようやく到着だ。
市指定名勝 伊王島灯台公園
指定年月日 平成17年8月22日
所 在 地 長崎県伊王島町1丁目
所 有 者 長崎市
伊王島灯台公園の一帯は、伊王島灯台をはじめ、旧吏員退息所など灯台関連や江戸時代の台場跡等の遺構が多くある。そこからの眺めは、明治時代に灯台が設置された頃を彷彿とさせ、かつ周辺の景観も含めて秀逸である。
この伊王島灯台は慶応2年(1866)に米・英・仏・蘭の四カ国と改税約書(江戸条約)を結んだ時に全国8ヶ所に設置された灯台の一つである。明治3年(1870)に、明治政府のお雇い外国人R・H ブラントンの設計により、鉄造六角形の第一等不動灯として建設され、鉄造洋式灯台では日本で初めての構造物であった。
昭和20年(1945)原子爆弾の爆風により塔部がゆがみ、現在の鉄筋コンクリート四角形に改築されたが、上部は明治4年(1871)当時のものである。昭和46年(1971)無人灯台となり、自動装置に切り替えられている。
長崎市教育委員会(平成29年設置)
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灯台はあまり高くない。高さ11.5m、ずんぐりとしている。四角くて頑丈な様子だ。
改築により場所を隣に移動させたのだが、もとの位置には基礎石組が残っている。きれいにはめ込まれた石組。しかしこれは明治4年に灯台が建てられる前からあったそうで、江戸時代末には鉄造りの灯台があったそうだ。だから、この石組はその当時のものである。
明治の文明開化で突然始まったのじゃない、既にその前から前段階の技術はあったのだと思うと、感動する。
この灯台の前には真鼻台場があったという。
遺構らしいものもなく、情報不足でよくわからないが、この平場が何か関係するのだろう。
この地が、船舶の航行を抑える拠点として重要だった。
先に展望台があった。
海まではまだかなりある。高台なのだ。
ずんぐりとした灯台ではあるが、海から見れば充分高い。
(海面から灯りの高さは64.4m。)
西の日没は遅いが、もう直に陽が沈む。
晴れていたと思ったが、意外と薄い雲が出ていて、夕陽はにじむようだった。
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